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NYでネズミ増加 “駆除リーダー”募集 最高年俸2300万円…条件に「悪者風のオーラ」(2022年12月5日)
アメリカ・ニューヨークで、ネズミが大量発生し、問題になっている。
ニューヨーク市は、ネズミと闘うリーダーを募集することを発表。その募集要項には、“ある条件”が記載されていた。
■“ネズミ”で引っ越し「コロナ以降に急増」
自由の女神がそびえるアメリカ・ニューヨーク。そのニューヨークを“自由”に駆け回り、今、問題となっているのが「ネズミ」だ。
このネズミが、ケーブルをかじることによる火災や糞尿による感染症の拡大が懸念されている。
政府機関の調査によると、ニューヨーク市内でのネズミに関する通報は、今年9月末時点でおよそ2万1600件で、2年前の同じ期間と比較して、71%増加しているという。
アメリカでハンドモデルの仕事をする永瀬まりさんはニューヨークで暮らしていたが、ネズミが原因で引っ越しを決意したという。
永瀬さん:「夜に、カサカサッて聞こえて。慌てて携帯で照らしたら、小さい黒い塊が床を走っていくのが見えた。(ネズミが)部屋にいるって思って。すごい怖かった」
永瀬さんが住んでいたのは、ニューヨークのアパートの3階。住み始めた2017年ごろは、ネズミを家で見掛けることはなかったというが、ある時期を境に出没するようになったという。
永瀬さん:「家の中まで(ネズミを)見るってことは、私とか私の周りでは、ちょっとなくて。コロナ以降に、急に増えたっていう感じでした」
■NY市長動く…“ネズミ討伐”指揮者を求人
専門家や駆除業者らによると、ロックダウンによって飲食店の閉店が相次ぎ、そこで餌(えさ)を得ていたネズミたちが、在宅時間の増加に伴って増えた家庭ごみを狙い、住宅地へ活動場所を変えたのだという。
永瀬さん:「一度、部屋にネズミが出る経験をすると、カサカサッていう物音に、すごく過敏に」
永瀬さんは、このネズミから離れたい思いもあり、自宅でネズミを発見してから半年後には、ニューヨーク郊外へ引っ越した。
この状況に、ニューヨーク市長が動いた。ネズミを駆除するため、“ネズミ討伐”の指揮を執るポストの求人を出したのだ。その年棒は、最高でおよそ2300万円。
アダムスNY市長(ツイッターから):「ネズミほど嫌いなものはない。もし、大量のネズミと戦う決意と能力があるなら、夢のような仕事があなたを待っている」
ニューヨーク市の募集要項には、意外な内容が記されていた。求めているのは「悪者風のオーラ」を持つ人だった。一体、どういうことなのか?
■「悪者風のオーラ」求むワケ…話題狙い?
ニューヨーク市が発表した、ネズミ駆除のリーダーの募集要項について見ていく。
まず前提として、ニューヨーク市在住の人が対象だ。そして、公共政策分野などの学士号を取得していて、5年から8年のネズミ駆除の職務経験があることが条件になっている。
その他にも募集要項には、「悪者風のオーラ」を持っている人との記載がある。しかし、その理由についての説明はない。
一体、なぜそのような条件があるのか?
動物研究家のパンク町田さんに聞くと、「ネズミは鋭い視線をする人間を怖がるため、『悪者風のオーラ』を持つ人からは逃げると思われる。そのため、駆除するためのリーダーとしてはふさわしくない」といい、「『悪者風のオーラ』というキャッチーな条件は、話題になることを狙ったものではないか」ということだ。
■“ネズミ対策”ごみ放置短縮…景観改善も
ニューヨーク市は、駆除リーダーの募集以外にも、ネズミ対策を発表している。
CNNによると、ニューヨーク市では現在、家庭ごみを回収してもらうために歩道に出す場合、これまで午後4時以降に出すことができ、深夜0時から回収を始めていた。
しかし、ニューヨーク市は、ごみを出せる時間を午後8時に変更すると発表し、歩道に放置される時間を短くし、ネズミがごみをあさらなくするよう対策を打つようだ。
さらに、ニューヨーク市の衛生局長は、ごみの回収頻度を増やすなどの対策も今後、考えていくという。
こうした対策について、ニューヨーク市の公式サイトによると、アダムス市長は「ごみが歩道に何時間も置かれていることは、街の景観を長い間、傷付けていて、ニューヨークの最も消えないイメージの一つ」とし、ネズミの対策に加え、景観改善にも力を入れていくという。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年12月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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