ゼレンスキー大統領 ロ産原油上限60ドル合意を批判(2022年12月4日)

ゼレンスキー大統領 ロ産原油上限60ドル合意を批判(2022年12月4日)

ゼレンスキー大統領 ロ産原油上限60ドル合意を批判(2022年12月4日)

 G7=主要7カ国などがロシア産原油の取引価格の上限を1バレル=60ドルで合意したことについて、ウクライナのゼレンスキー大統領は制裁の効果が十分ではないと不満を示しました。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ロシア産原油の(1バレル=60ドルという)上限価格は十分ではない。テロ国家にとっては好都合なくらいの価格設定だ」

 ゼレンスキー氏は3日、このように述べ、設定された上限価格について「世界が弱さを示した」とし、価格の引き下げを訴えました。

 合意に先立ち、ウクライナ大統領府長官は「ロシア経済により迅速に打撃をあたえるためには上限を30ドルにすべきだ」と主張していました。

 一方、タス通信によりますと、ロシア大統領府のペスコフ報道官は3日、「上限設定を容認しない」と述べました。
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