スペイン首相宛てにも“手紙爆弾” 合計6カ所に…“似た特徴”も テロ容疑で捜査(2022年12月2日)
先月30日、スペインにあるウクライナ大使館で、“手紙爆弾”が爆発した事件。同様の手紙がスペインの首相のもとなど、合わせて6カ所に届いていたことが分かった。
■“不審郵便物”相次ぎ発見 テロで捜査
スペインの首都・マドリードなどで、手紙爆弾が相次いで見つかった事件。
スペイン内務省は1日、サンチェス首相宛ての郵便物の中に、発火物と手製の装置が入った封筒があったと発表した。確認されたのは先月24日で、けが人はいなかったという。
先月30日、同じマドリードにあるウクライナ大使館にも、封筒に仕掛けられた爆発物が届けられていた。
この爆発によって、封筒を扱っていた大使館の職員1人が軽傷を負った。
また、スペインの空軍基地や国防省などでも、不審な郵便物が相次いで見つかっている。
1日には、アメリカ大使館でも同様の不審物が確認され、司法局はテロの疑いで捜査をしている。
■発送場所・素材…5つの手紙“似た特徴”
この不審物について、スペイン内務省の高官は、次のように述べた。
スペイン内務省 高官:「素材は手製で、5つの封筒の素材は、すべて同じものです。警察が空軍基地に向かい、一帯の安全を確保し、不審な封筒を管理しています」
確認された5つの手紙は、いずれも国内から発送され、封筒の素材の特徴が似ているという。
ロシアによるウクライナ侵攻後、スペインはウクライナ兵の訓練や兵器の提供を行ってきた。
先月30日の大使館での爆発事件を受け、ウクライナのクレバ外相はすべての大使館にセキュリティーの強化を指示した。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年12月2日放送分より)
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