大阪・堺市“父と弟殺害した罪”死刑求刑も…被告の女に無期懲役(2022年11月29日)
大阪府堺市で家族2人を殺害し、検察側が死刑を求刑していた女の裁判で29日、大阪地裁は無期懲役を言い渡しました
足立朱美被告(48):「(弟は)追い込まれて自殺したのかなと思います。今はそれしかないですね。そっとしておいてあげたかった」
2018年、大阪府堺市で弟を練炭自殺を装って殺害したとして逮捕された足立朱美被告。
さらに、父親にインスリンを多量に注射して殺害したとして再逮捕されています。
父親と弟を殺害した罪に問われている足立被告に対する判決が大阪地裁で言い渡されました。
裁判長:「被告人を無期懲役に処する」
現場に燃えた練炭が残っていましたが、検察は足立被告の名義で練炭が注文されているとしています。
弟・聖光さんの遺体からは睡眠導入剤が検出され、被告の自宅から同じ種類の睡眠導入剤が見つかっています。
そして、インスリンを注射されて殺害されたとする父親・富夫さんの事件について、検察は足立被告が携帯でインスリンの多量摂取について検索していたとしていました。
直接的な証拠が乏しいなか行われたこの裁判、大阪地裁は無期懲役の理由について「父親の事件については動機が不明で計画性は高くない」とし、「同種の事案に比べて突出した悪質性はない」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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