京都の絶景紅葉「さらに美しく」 雨の清水寺も…(2022年11月23日)

京都の絶景紅葉「さらに美しく」 雨の清水寺も…(2022年11月23日)

京都の絶景紅葉「さらに美しく」 雨の清水寺も…(2022年11月23日)

 今年最後の祝日の23日、東京都心はクリスマス並みの寒さとなり、各地で雨となりました。この冷たい雨のなかでも京都の紅葉スポットを取材すると、外国人観光客の活気であふれていました。

 雨の京都。清水寺の参道は傘を差す人たちであふれています。

 今年最後の祝日は、あいにくの雨。それでも人気の観光地の清水寺には雨がっぱを羽織り、熱心に撮影する外国人観光客の姿が。着物を着た女性たちと記念撮影をしています。

 南国のマレーシアから来た2人にインタビューをお願いすると、写真撮影のためマスクを外していた女性に男性が着用するよう促します。

 スカーフの上からマスクを着けるため、密着させるのも一苦労。雨にもかかわらず、清水寺に来た訳は…。

 マレーシア人観光客:「清水寺は世界遺産だからとても関心がありました。幸せです。こんなに素晴らしい世界遺産は見たことがありません」

 道中で着物の女性を見掛ける度に記念撮影をお願いしていました。

 世界遺産として海外から広く知られる清水寺は、言わずと知れた紅葉の名所でもあります。

 真っ赤に染まったモミジ。清水の舞台は観光客で埋め尽くされています。

 時折、雨がやむ間に絶景を写真に収めようとする人たちでごった返していました。

 アメリカ人観光客:「小雨で少し寒いですけど大丈夫」「色味がさらに美しくなっています」

 冷たい雨が降りしきるなか、傘も差さずに2ショット写真を撮るのはオランダ人のご夫婦。

 初来日の夫は紅葉狩りの日が雨になってしまい残念がっているのかと思いきや…。

 オランダ人観光客:「素晴らしいです。完璧です。完璧な気温、完璧な空模様。傘を差さなくても大丈夫なくらい」

 雨でも外国人客に人気なのが…。

 アメリカ人観光客:「ジャパンかっこ良い!日本語かっこ良い!ここのアイスはカリフォルニアよりもおいしいんだ」

 アメリカ人観光客:「きょうは寒いです」「私たちはハワイ出身なので寒く感じるの」

 南の島、ハワイ出身の親子。

 アメリカ人観光客:「寒いけど、このアイスがすごくおいしいから。僕はアメリカ人だから甘党なんです」「わあーかっこ良い!」

 しっかりと紅葉狩りも満喫したようです。

 京都では今、多くの名所で紅葉の見頃を迎えています。

 紅葉と五重塔のコラボレーションで知られる世界遺産の「東寺」。

 日が落ちると、夕暮れの空にシルエットが浮かび上がります。そして、ライトが点灯。

 京都特有の幻想的な世界が広がります。

 光を受け、荘厳な雰囲気を醸し出す五重塔と燃え上がる炎のような紅葉。

 この時期にしか味わえない特別な光景を目に焼き付けようと、夜間にもかかわらず多くの観光客が訪れました。

 22日も最低気温10℃と冷え込んだなか、皆さんは写真撮影に夢中です。

 東京からの観光客:「素晴らしい。水面のコントラストがすごく素敵。色合いといい」

 池の水面にはライトアップされた紅葉が鏡のように映る「逆さモミジ」が。

 赤、黄色、緑のコントラストが揺らめきます。

 東京からの観光客:「普通のモミジと対極で水面に映る。逆さ富士みたい。東京からだが、コロナの緊急事態宣言が終わって、時間がある時に『今だ京都に行こう』じゃないけど今しか京都に来られないと思って」

 「逆さモミジ」を熱心に撮影しているのはイギリスから3週間前に来日した男性。

 紅葉の時期に合わせ、京都に7日滞在するといいます。

 イギリス人観光客:「とても美しい。紅葉の色が好きだしとても魅力的」

 初めて見る五重塔も、もちろん撮影。

 イギリス人観光客:「マイベストフォト」

 ベストショットは黄金色に輝く五重塔。

 イギリス人観光客:「(Q.この建物の名前を知っている?)ニジョウ…」「(ゴジュウ)ゴジュウ」「イギリスには石造りの教会はあるけど、この建物とは違います。ここにしかないものです」

 アメリカから来た女性は、母国とは違う日本の紅葉に感動。

 アメリカ人観光客:「アメリカでは葉が一度に突然、色付きます。木々は1色にしか染まらないけど、日本では一度に色々な色に紅葉するのが良いですね」

 京都には雨の日の紅葉を楽しめる名所もあります。

 京都の東山にある雲龍院です。和室の障子から望む庭園の紅葉。

 白と赤。色鮮やかな色彩をより一層、引き立てます。

 大阪からの観光客:「雨でも大丈夫という所を検索して来た。雨に濡れた感じもとても良い」

 人々が熱心に撮影しているのは4つの窓。

 部屋の左端から見ると椿、灯篭(とうろう)、紅葉、松が一つひとつの窓に収まります。

 「色紙の景色」と呼ばれ、その奥ゆかしさが人気です。さらに「悟りの窓」と呼ばれる丸い窓も。

 4つの苦しみがあると言われる仏教では、正確な真円は穏やかな心を意味し、「悟りの境地」を表しているといいます。

 名古屋からの観光客:「雨が降っているので余計、趣があって良い」

 今年はなぜか祝日に雨が降ることが多く、京都では16回のうち、半分以上の9回が雨でした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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