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【独自】“大群ムクドリ”駅前を占拠 鳴き声&フンに住民悲鳴…“撃退”成功例も(2022年11月23日)
空を覆い尽くすほどのムクドリの大群が現れ、住民を悩ませています。人通りが多い、駅前のケヤキの巨木を寝床にしています。なぜ、この木に集まるのでしょうか。
■“大群ムクドリ”駅前占拠「夜11時まで鳴いてる」
大空を埋め尽くす無数の黒い影。15日午後4時半ごろ、東京・昭島市のJR昭島駅前で撮影されたムクドリの様子です。
マンションの屋上に目をやると、鉄塔が占拠されています。その数の多さと鳴き声の大きさに、駅から出てきた人も思わず足を止め、空を見上げていました。
ムクドリが姿を現してからおよそ20分が経過したその時、ロータリーの真ん中にある大きなケヤキがあっという間に埋め尽くされました。
ムクドリは、この木をねぐらにしていて、こうした状況が毎日続いているといいます。
街の人:「(Q.鳴き声についてどう思う?)鳴き声、いや。すごくいやです。まー、うるさいですよ」「もうホントに、うるさい。ギャアギャアギャアギャア。あの調子で、いつまでも鳴いてる。夏場なんか11時すぎても鳴いている。夜中だよ」
■“フン害”も…伐採など対策とるも苦慮
鳴き声とともに問題となっているのが、フンです。
街の人:「バタバタバタバタ機関銃のように、フンをされてしまう。だから、タクシー運転手も皆、(午後)4時ぐらいになると、いなくなってしまう。車やられちゃうから。車やられちゃうと、それを掃除するのに、すごく時間かかるんですよ」
昭島市によると、ムクドリが群れでやってくるようになったのは、10年ほど前で、毎年夏の終わりから冬にかけて居座るのです。
ねぐらにしていた木を伐採するなどの対策を取ってきましたが、すべての木を切るわけにもいかず、苦慮しています。
■繁華街などになぜ?「人いるほうが攻撃されにくい」
こうしたムクドリ問題は全国各地で起きていて、駅前や繁華街に多く見られるのが特徴です。
一体なぜ、わざわざ人が多く行き交う場所をねぐらにしているのでしょうか。ムクドリの生態に詳しい専門家は、次のように説明します。
信州大学 中村浩志名誉教授:「(繁華街は)夜も明るくて、人や車が絶えない。ですから夜、ねぐらをとっている時も、最も怖いフクロウとか猛禽(もうきん)がやってこない。かえって人がいる場所のほうが安全だと、ムクドリが学習したためです」
人間がいる場所のほうが、天敵に攻撃されにくいと分かっているというのです。しかし、一度ねぐらにされると、追い払うことは困難です。
■撃退成功例も 方法は“鳴き声”と“剥製”
群馬県の新前橋駅のムクドリです。6、7年前から増え始め、爆竹を鳴らしたり、木を切ったりするなど様々な対策を講じましたが、追い払いには成功していません。
ムクドリが嫌がる音をテープで流した時には…。
新前橋商工会 福田俊昭会長:「(ムクドリは)かなりいなくなるが、その音が人間に対しても嫌な音だったりするんですよ。それかけるなら、まだムクドリの鳴き声のほうがいいという意見もあったりする。本当に大変は大変。ムクドリを追い払うことができたら、ノーベル賞もらえるんじゃないか」
一方で、信州大学の中村名誉教授は、長野市や静岡県浜松市などで、ムクドリの撃退に成功しています。
その方法は、ねぐらの上空を旋回中のムクドリに、タイミングを見計らって天敵である猛禽類の鳴き声を聞かせ、声に驚いたムクドリが下を見ると、そこにはタカやフクロウの剥製(はくせい)が置かれているというものです。
中村名誉教授:「剥製を置きっぱなしにしたらダメ。テープの声を鳴らしっぱなしにしたらダメ。すぐに偽物だと、ばれてしまう。初日で10分の1に集まってくるムクドリの数は減ります。3日やったら、市街地から完全にムクドリを撃退することに成功しています」
しかし、追い払っても別の市街地に移動し、そこをねぐらにすることも多いムクドリ。そのため、近隣の地域が協力し合って、粘り強く郊外まで追い払うことが大事だといいます。
中村名誉教授:「ムクドリに郊外にねぐらをとるよう習性を変えさせる。そして、人とムクドリとが、かつてのようにうまくすみ分けられる環境を作り出さない限り、この問題はこれからもずっと続きます」
(「グッド!モーニング」2022年11月23日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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