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【謎】金正恩氏“娘の写真”に疑惑浮上 視察日時が違う?長く大々的に公開するワケは(2022年11月21日)
公開された北朝鮮の大陸間弾道ミサイル「火星17」。「発射に成功した」というニュースよりも実は注目を集めたのは金総書記の「娘」でした。しかし、この写真、ある疑惑が浮上しています。
21日、防衛力の強化に向けた政府の有識者会議は、「反撃能力」の保有を求めることなどを盛り込んだ提言案をまとめました。念頭に置かれるのは、北朝鮮などです。
今年3月以来の「火星17」発射の成功を伝える動画。今、この動画「撮影日時」を巡り、疑問の声が上がっています。
「早送りとスロー」を多用する編集でカメラが下から見上げる、いわゆる「あおり」の画と「360度」のカメラワークが迫力を出しています。
ドローン映像でしょうか。そして…。火星17は発射に成功したようです。
専門家は、この動画公開の意味をこう指摘します。
慶應義塾大学(北朝鮮政治専門)・礒崎敦仁教授:「3月のICBM(大陸間弾道ミサイル)発射は、北朝鮮は「火星17型」というふうに言っていたが、15型ではないかという疑念が韓国などから出てきていた。しかし、今回は明確に「火星砲17型」の打ち上げ発射に成功したんだという言い方」
そして、同じく公開された金正恩総書記が夫人と娘と一緒にミサイル発射を視察したという画像。韓国の連合ニュースが、この「視察」についてある疑問を呈しているのです。
連合ニュース(19日):「一部の専門家は、金総書記と家族の参観は18日ではなく、先に撮影されたものだと分析した」
金親子の視察は18日ではなく今月3日だったのではないかというのです。連合ニュースは専門家の言葉として報じています。
連合ニュース(19日):「18日の衛星写真を見ると、平壌一帯に雲があまりないが、金正恩氏と娘が登場した写真の中には雲がいっぱいだ。『今月3日のICBM発射の際に撮影されたものだとみるのがより自然だ』と分析した」
北朝鮮は今年に入りICBM級のミサイルを6回発射していて、そのうち4回が火星17とみられます。
3月に発射した火星17に書かれた番号は03で始まっていて、今回が09で始まっています。
今回、金親子が見るミサイルの番号を見ると、動画に映るミサイルの番号と同じです。
もし、連合ニュースが言うように画像が今月3日に撮影されたものならば、動画のミサイルも3日に撮影された可能性があります。謎が深まります。
今回の動画には、3月の時と決定的な違いが2つあります。それは金正恩総書記が前回は動画だったのが、今回はほとんどが写真だということです。
そしてもう一つ、金正恩総書記と妻・李雪主(リ・ソルジュ)夫人の間に立つ少女の存在です。
連合ニュースなどによりますと、李雪主夫人は2010年に息子、2013年には娘を、そして2017年に性別は分かりませんが子どもを産んだといいます。
アメリカの元プロバスケットボール選手、デニス・ロッドマン氏が2013年に北朝鮮を訪れた際、産まれたばかりの赤ちゃんは女の子で、名前は「ジュエ」だと聞いたと話しています。だとすると、この少女は第二子で今年9歳になる「ジュエ」さんなのでしょうか。
19日から20日へ新たな編集が加わった動画。金総書記と娘の画像が8枚増えています。長く大々的に報じるのには、意味があるといいます。
慶應義塾大学(北朝鮮政治専門)・礒崎敦仁教授:「少なくとも北朝鮮の人々は、彼女(娘)を非常に特別な存在として見ているに違いない」「(Q.そう見させるための報道?)見えますよね。今回のことをもって後継者だと断言できないので、彼女が動静報出てくるのかくるのか、今後の動向を分析するうえで、重要になってくる」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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