「サンプラザ」以前の中野に、広々とした運動場で励む警察官のタマゴを発見(2022年11月18日)

「サンプラザ」以前の中野に、広々とした運動場で励む警察官のタマゴを発見(2022年11月18日)

「サンプラザ」以前の中野に、広々とした運動場で励む警察官のタマゴを発見(2022年11月18日)

中野区の環七通りにかかる歩道橋「大新横丁歩道橋」からスタートします。
歩道橋の上に小学生が2人。手前側のこの近くに中野区立啓明小学校があります。
1970年、昭和45年11月の映像です。
ヘリコプターは南に進み、早稲田通りとの交差点にかかる陸橋、大和陸橋です。
こちらは杉並区立の高円寺中学校です。今は小中一体の高円寺学園になりました。
中央線の高架、その右下は防衛庁官舎です。

ここで旋回して線路沿いに中野駅の方向へ進みます。
見えてきたのが、警視庁警察学校です。左側に、自動車練習場も見えます。
警察学校は、新任の警察官に必要な知識・技能などを身につけさせることが主な役割です。

こちらは警察庁の警察大学校。
画面上に見える中野区立中央中学校とくらべても、どちらの学校も広いグラウンドと、たくさんの校舎や建物が並んでいます。
警察大学校は、警察の上級幹部に対する教育機関で、いわゆるキャリア組として採用された警察官への教育、これまで警察官として勤めてきて警部に昇任することになった人への教育が主な役割です。

警視庁警察学校に戻ってきました。グラウンドに寄ります。
暴動に対応する訓練でしょうか。盾を持った生徒たちが隊列を組んで身構えています。
教官が手を振り下ろすと、一斉に走り出しました。隊列を崩しながらもグラウンドの端まで走ってゆきます。
そしてUターン。
教育訓練だということがよくわかります。
一方こちらは、サッカーのパス練習でしょうか。腰が引けていたり、トラップが大きくなったりと、悪戦苦闘です。

この広大な一帯、2022年の現在は、警察施設の多くが移転しましたが、逆に警察病院が移転してきたほか、大学が3つでき、さらにはオフィスビルも建って、一変しました。
線路沿いのアパートは、警察や国鉄の宿舎です。

各駅停車の電車が見えます。走っているのは地下鉄東西線からの車両でしょうか。
向こう側に中野区役所が見えました。この2年前に建った新築です。

このあたり一帯は、江戸幕府の5代将軍徳川綱吉が生類憐みの令で保護した犬たちを集めた犬屋敷のあった場所です。
「御囲い(おかこい)」と呼ばれ、駅東側の現在、中野電車区があるあたりを手始めに、駅北側の、まさに今見てきた環七通りまでの一帯、線路の南側へと広がってゆき、25万坪ほどもあったといいます。
それも綱吉の死後は閉鎖され、現代にこれだけまとまった土地が残されていたことと、直接は関係しません。

区役所の向こう側の空き地。現在、中野サンプラザが建っている場所です。
サンプラザの建設が決まり、測量が始まっていると思ったら、単なるライン引きのようです。
囲いには「勤労青少年センター建設用地」と書かれています。
これがサンプラザの正式名称でした。そして「雇用促進事業団」の文字。時代を感じます。
これが、生まれ変わり脱皮しようとしていた中野駅北側の当時の姿です。
計測がのんびりつづいています。

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今年、2022年9月の中野駅上空です。
画面右に中野ブロードウェイ、奥が警察施設があった場所で、移転・再開発が進み、かつての面影はありません。
その右手前にある中野区役所だけが当時と変わりませんが、建て替えが決まっています。
駅南側も多くの高層ビルが立ち並び、あるいは建設中で、イメージを一新しました。
そんな中にも、中野サンプラザの白い特徴的なフォルムはひときわ目立ちます。
新駅舎建設中の中野駅を越えてサンプラザに寄ります。
再開発が進んでいて、この威容もまもなく見納めです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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