事件直前に…「男が2往復も」 中1男子を刺した男(61)供述は(2023年5月11日)

事件直前に…「男が2往復も」 中1男子を刺した男(61)供述は(2023年5月11日)

事件直前に…「男が2往復も」 中1男子を刺した男(61)供述は(2023年5月11日)

 東京・大田区で男子中学生が刃物で刺された事件です。逮捕された男が中学生の父親が働く家電量販店を頻繁に訪れ、言い掛かりを付けていたことが分かりました。男と被害者家族とのトラブルとは…。

■「父親と知り合い」トラブルは

 山下泰範容疑者が男子中学生を刃物で刺した動機などについて、捜査を進める警視庁は殺人未遂と銃刀法違反に切り替えて調べています。一方、救急搬送され病院で治療を受けている生徒は命に別状はないものの、重傷を負いました。

 その後の捜査関係者への取材で、山下容疑者が生徒の父親が働く家電量販店を頻繁に訪れていたことが分かりました。

 また、取り調べに対し、容疑者は「父親と知り合い」だと供述しているということです。つまり、2人は家電量販店において「店員と客」の関係だったとみられ、互いに顔や名前は知る間柄でした。そして、容疑者が言い掛かりを付けていたとされ、何らかのトラブルに発展した可能性も浮上。

 近所の人:「顔も名前も知っていると旦那さんが言っていた」「(Q.旦那さんとは?)(重傷を負った)子どものお父さん。もめていたのではないか。何回か訪ねてきて話し合ったようだ」

■「男が2往復も」事件直前に…

 男による言い掛かりがトラブルの原因だったのでしょうか…。そして、なぜ男子生徒が狙われたのか。事件直前に現場を行ったりきたりする男の様子が目撃されていました。

 近所の人:「男の人が2往復したのかな。見たことがない人」

 血が付いた刃物を振り回し、警察官らに抵抗した末、逮捕となった山下容疑者。

 近所の人:「本当にものの2~3分間で連れていかれた」「(Q.この辺りは通学路?)全然、通りますよね。学生が」「(Q.(容疑者を)この辺りで見たことある?)いや、全くないですよ。許されないですよね。なぜ中学生を襲うのかなって思う。しかも刃物で」

 男子生徒は登校するため、自宅を出た直後、駐車場付近で刺されたとみられます。当時、父親は家に居なかったと言い、容疑者が留守だったことを知っていたのか、それとも知らなかったのか…。警視庁は待ち伏せして子どもを襲った可能性もあるとみて捜査しています。また、事件直前、近所の人が目撃した不審な男の行動と男子生徒が襲われた緊迫の様子が詳しく分かってきました。

 近所の人:「事件が起きたのが(きのう)午前8時くらいでしょ。午前8時ちょっと前にやり残した植木があったから、少し早めに起きていじっていた。その時に男の人が(家の前を)2往復したのかな。見たことない人。スーパーの袋を持って歩くのは『あれっ!?』と思ったの。すると、急に何分後?『救急車呼んで!』『パトカーを呼んで!』と言うから」

 この女性が声のする方へ行ってみると、血を流し倒れた生徒の横で母親が助けを呼んでいたということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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