「キーンソード」日米最大の共同訓練 中国念頭に“離島防衛能力”を強化か NATOも初参加|TBS NEWS DIG
自衛隊は、日米最大の共同訓練「キーンソード」を実施しています。「台湾有事」が懸念される中国を念頭に、日本の離島の防衛能力を強化する狙いがあるとみられます。
記者
「アメリカの海兵隊がオスプレイから徳之島に上陸してきます」
「日米共同統合演習」=「キーンソード」は、日本とアメリカの共同訓練として最も大規模な実動演習で、おおむね2年に1回実施されています。16回目となる今回は今月10日から行われ、自衛隊およそ2万6000人、アメリカ軍およそ1万人が動員されています。
今回の演習は、平時でも有事でもない「グレーゾーン」から、武力攻撃事態に至るまでの日米の共同統合運用能力を維持・向上することが目的です。
訓練場所のひとつである鹿児島県徳之島では、非常時に離島の奪還を目的として、陸上自衛隊のAAV=水陸両用車が水陸機動団を乗せて上陸する「水陸両用作戦」の訓練を実施。さらに南西諸島としては初めて、日米のオスプレイが連携した着上陸訓練も行われました。
徳之島でこうした日米共同訓練を実施するのは初めてのことで、南西諸島に近い台湾に軍事的圧力を強める中国が念頭にあるとみられます。
訓練に参加したNATO軍
「個人的に最も重要なのは、日米両国が同じ訓練をすることだと思っています」
今回の「キーンソード」には、NATO=北大西洋条約機構の軍もオブザーバーとして初めて参加しました。ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ、安全保障の分野でNATOと連携を強化することが狙いとみられます。
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