【悪質】美容液「メラノCC」偽物 フリマサイトで“販売” 女を逮捕
ロート製薬が販売する人気美容液の偽物をフリマサイト上で販売したなどとして、女が逮捕されました。本物そっくりの偽物を購入してしまった人の中には、目の周りが腫れるなどの肌トラブルが起きていた人もいましす。
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今、幅広い世代で人気だというスキンケア商品が、ロート製薬のスキンケアブランド「メラノCC」の美容液です。この美容液について、街で聞いてみました。
半年間使用する50代
「シミがすごく出てきて目立っているので、これを使ってみました」
使用したことがない20代
「SNSとかで人気な商品。 売り切れの時が多くて」
以前に使用したことがある20代
「はやっているときに使ったので、売ってなかったとかあります」
しかし、その偽物が出回る事態になっています。
警察が押収した偽物と本物の商品を比較すると、まったく同じ物のように見えますが、パッケージの「薬」の字が違っているなど、ところどころの表記に誤りがありました。また、ある女性が購入したものは「ニキビ」が「ニキピ」になっていました。
15日、人気美容液の偽物を販売したなどとして逮捕されたのは、馮妮彩（ひょう・じさい）容疑者（31）です。警察によると、馮容疑者は先月、大阪府の女性2人に対し、「メラノCC薬用しみ集中対策プレミアム美容液」の偽物あわせて5本を販売したなどの疑いがもたれています。
馮容疑者は、フリマサイトでメーカーの販売価格約1600円より2割から3割安い価格で偽物を販売。本来含まれているはずの有効成分は、確認されなかったということです。
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実際にフリマサイトで偽物を買ったという40代の女性は、使用後に目の周りが赤く腫れ、かゆみが出たといいます。「サイトには本物の商品説明が貼られていて、パッケージ写真もあったので、まさかこんなに巧妙な偽物があるわけないと勝手に信じてしまいました」ということです。
フリマサイトでこうした商品を買うことについて、街の人に聞きました。
30代
「一時期、バズった口紅が本当にどこにも売っていなくて、フリマサイトで見つけて買ったんですけど、（偽物かどうか）わかんないですよね」
20代
「なんか入っていたりしたら確かめられないので、ちょっと怖いかなと、肌につけるものとかは」
20代
「誰かが少しでも開けたことがある商品であったり、身元が不明瞭の方から買うのに変な物が入っているんじゃないか、みたいな抵抗感があるので」
被害を受けたロート製薬も注意を促しています。
ロート製薬担当者
「模倣品は非常に精巧にできていることがわかっています。正規品の取扱店で購入いただきまして、期待する効果をしっかり得ていただければ」
調べに対し、馮容疑者は「私は頼まれて商品を発送しただけです」などと、容疑を否認しています。警察は、偽物の美容液約1600本を押収していて、入手経路を調べる方針です。
（2022年11月17日放送「news every.」より）
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