【4630万円誤振込】住民説明会…町長が謝罪 町民からは厳しい意見も
山口県阿武町が、新型コロナ対策の給付金4630万円を誤って振り込んだ問題で、1日夜から住民説明会が始まりました。
住民説明会では、冒頭に花田憲彦町長らが今回の問題について謝罪しました。
花田町長「一連の事件につきましては、町民のみなさまや多くの方々に、大変なご心配やご迷惑をお掛けしたことを、改めて深くおわびを申し上げます」
会場には、町民およそ100人が集まり、町側が問題の経緯や今後の対応について説明しました。振り込みミスが発覚してからおよそ2か月、町民に対しては初めての説明となり、質疑応答では町に対して厳しい意見も出ました。
町民「何が悪いかと言ったら、今のシステムが悪い。会計システムの見直しと改善を最優先にやってほしい」
町民「今回の懲戒処分も妥当だと思われますか」
花田町長「私は私なりに、厳しいと言ったらおかしいかもしれないが、妥当であるという思いの中で、この処分をさせていただきました」
この問題をめぐっては、振り込まれた4630万円のうち、400万円を決済代行業者の口座に振り替え、不法の利益を得た疑いで田口翔容疑者（24）が逮捕送検されています。
町は全額回収に向け法的な作業を進め、およそ4300万円を確保、残りのおよそ300万円については、確保に向け努力していくとしています。
花田町長「たくさん、みなさま方から意見をいただきましたので、私どももこの意見を参考にして、よりよい形になるようにやっていきたいと思います」
住民説明会は3日まで開かれます。
(2022年6月2日放送）
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