【G20開幕】ウクライナ侵攻後初 集合写真は見送り…ゼレンスキー大統領「G19」に訴え(2022年11月16日)

【G20開幕】ウクライナ侵攻後初 集合写真は見送り…ゼレンスキー大統領「G19」に訴え(2022年11月16日)

【G20開幕】ウクライナ侵攻後初 集合写真は見送り…ゼレンスキー大統領「G19」に訴え(2022年11月16日)

 ロシアによるウクライナ侵攻後、初となるG20(主要20カ国)・地域サミットが15日、インドネシアのバリ島で開幕した。ロシアも参加するなか、初日から対立ムードが鮮明となる異例の事態となった。

■集合写真見送り「ロシアとは一緒に写りたくない」

 インドネシア・ジョコ大統領:「戦争の終結なくして、世界の前進は困難だ」

 ロシアによるウクライナ侵攻後、初めてとなるG20に、プーチン大統領は欠席し、代理でラブロフ外相が参加している。

 このロシアの参加を巡って、初日から異例の事態となった。

 恒例行事となっている各国首脳そろっての記念写真の撮影が見送られたのだ。アメリカなどが「ロシアとは一緒に写りたくない」と言い出したためだという。

 会議には、ウクライナのゼレンスキー大統領がオンラインで参加し、ロシアを除く「G19」に訴えた。

 ゼレンスキー大統領:「私は、このロシアの侵略的な戦争をあいまいにではなく、国連と国際法に基づいて正当に終わらせたいと思っている」

■首脳宣言 ロシア外相「16日に採択される見通し」

 16日の採択を目指すG20の首脳宣言。

 ANNが入手した草案には、ロシアによるウクライナ侵攻について、「ほとんどの参加国がウクライナでの戦争を強く非難した」「計り知れない人的被害をもたらし、世界経済における既存の脆弱(ぜいじゃく)性を悪化させていると強調した」との文言が盛り込まれている。

 ロシアの合意を得ることは難しいとされていたが、協議終了後、ラブロフ外相はロシアメディアの取材に、首脳宣言は16日に採択されるとの見通しを示した。

 ラブロフ外相:「宣言文のすり合わせ作業は、ほぼ終わった。この件(ロシアへの非難)は、今回の議題に全く関係がない。G20の権限外で、どうしても宣言に入れるというなら、我々の意見が違うということを書こうと主張した」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年11月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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