イギリスで“フードバンク”危機 物価高で寄付減少 利用者はコロナ前の2倍超に(2022年11月15日)
深刻な物価高に陥っているイギリスでは、フードバンクの需要が高まる一方で、食べ物の寄付が減るなどしていて生活困窮者への支援が危機にひんしています。
フードバンク利用者:「とても助かります。本当にありがとうございます」
ロンドン市内で週5日開かれているこちらのフードバンクでは、コロナ前と比べて利用者が2倍以上に増えているということです。
イギリスでは特に食品の物価高が深刻で、去年と比べてパスタが60%、紅茶が46%高騰するなど市民生活に大きな影響が出ています。
フードバンクのボランティア:「私たちはフードバンクへの寄付の呼び掛けを増やしています。需要が増えていますが寄付が減っているからです」
イギリスのインフレ率が10%を超えるなか、このフードバンクでは、企業や個人からの食べ物などの寄付が去年の半分にまで減っていて、運営が厳しくなっています。
担当者は「人々に寄付をする余裕が無くなっている」と危機感を示しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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