紅葉見頃の秋キャンプ “キャンピングカー”“ソロキャンプ”人気…歴40年ベテランも【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年11月14日)

紅葉見頃の秋キャンプ “キャンピングカー”“ソロキャンプ”人気…歴40年ベテランも【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年11月14日)

紅葉見頃の秋キャンプ “キャンピングカー”“ソロキャンプ”人気…歴40年ベテランも【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年11月14日)

 紅葉が見頃を迎え、週末の観光地は多くの人でにぎわった。富士山が見えるキャンプ場では、早朝から行列ができた。

■“紅葉”見頃の河口湖 観光客でにぎわい

 見頃を迎えた紅葉を目当てに、河口湖は多くの観光客でにぎわった。

 紅葉を見に来た家族:「きれいだと思った」

 緑から黄、赤へと変わる自然のグラデーションに、多くの人がカメラを向ける。さらに、日が暮れるとライトアップされ、幻想的な光景になった。

■キャンプ場 早朝から“場所取り”大行列

 キャンプ場前にできた長い車列。開門前から、およそ30台の車が入場を待っていた。

 三重から訪れた男性:「(Q.きょうはどちらから?)きょう、三重県から。下道で来たので、きのうの夜の8時に出て、(深夜)2時にはここら辺に着いてて」

 東京から訪れた同級生グループ:「(Q.何時ぐらいから並んでいる?)こっちに並んだのは6時半くらい」「(Q.もうすでに前に車がいますが)(前に)3台、4台、4台目だね。で、5台目(自分が)。いつもこんなもんですよ」

 開門するやいなや、続々と中に入って行く車列。このキャンプ場は入場予約できるものの、場所取りは早い者勝ち。そのため、景色が良い場所を取ろうと、多くの人が朝早くから並んでいたのだ。

■「財布・防寒着すべて忘れた」痛恨のミス

 午前6時半に並び、富士山を一望できる場所を取れた同級生4人グループ。

 同級生グループ:「こういう所に来るために、早くあそこに並ぶわけですよ。皆、テント持ってないんだよ、この2人は」「出したい人がいるんですよ。やりたい人にやらせてあげたほうが」

 快適な環境でお酒も進み、楽しい雰囲気でいると…。

 同級生グループ:「すみません、きょう、大きな声では言えないんですが、財布…すべて忘れてきました。防寒着的なやつもすべて忘れてきました」

 富士山の麓という冷え込むキャンプで痛恨のミス。キャンプ飯のことで頭がいっぱいだったという。

 同級生グループ:「でもまあ、どうにかなるんじゃないですか。なんか言えば出てくるんですよ、どっかから」

■“キャンピングカー”大人気 約520万円で購入

 キャンプ場にはテントだけでなく今、大ブームのキャンピングカーも。

 神奈川県から来た家族・渋谷宏一さん(37):「(キャンピングカーを持つ人は)かなり増えています。欲しいって言っても、すぐ手に入らない。1年待ちとかが普通なんで」

 そう話すのは、神奈川から訪れた渋谷さん。今年1月、ようやく購入できたというトレーラータイプのキャンピングカー。

 最大8人が寝泊まりできるという広々した車内には、くつろげるソファやテーブル、テレビだけでなく、キッチンスペース、さらにはユニットバスが完備されている。

 渋谷さん:「(Q.これって、おいくらくらいするんですか?)これは車体だけで500(万円)弱ぐらい」

 さらにカスタマイズしていき、およそ520万円ほどになったという。

 渋谷さん:「寒すぎたら、ここで今、普通にご飯食べてお酒飲んで。サービスエリアとかでも寝られるので。ちょっと疲れたら、昼寝しようとか。最高です、これ。」

 息子:「(Q.おうちと、自然の中で食べるのはどちらがおいしい?)おうち。ははは」
 父:「おい!自分で焼いて食べたご飯おいしかったでしょ?」
 息子:「でも、おうちのほうがおいしい」
 父:「そう…。ちょっとあれが分からないかもしれないですね。ロケーションっていうのはね」

■「大人の秘密基地」愛用車は軽トラを改造

 横浜から来た57歳の田中健一さん。愛用のキャンピングカーは、軽トラックを改造したもの。

 ソファは倒してベッドに。天井の空間も広げると寝室になり、大人2人が十分泊まれる、とても軽トラックとは思えない広さ。

 田中さん:「ずっとキャンプが好きで。テントを建てる楽しみっていうのがすごくあったんですけど、やっぱり年をとると、だんだん疲れてきちゃって」

 年をとっても気軽に大好きなキャンプを楽しみたいと長年、妻を説得し続け、1年半前、ようやく手に入れた。

 オーダーメイドでおよそ400万円。室内で簡単な洗い物もできる。げた箱、カーテンなどは100円ショップなどで購入したものをアレンジ。

 田中さん:「秘密基地って、男って小さいころからすごく大好きじゃないですか。こぢんまりというか、この空間が子どものころの夢をそのまま再現したような。別荘とは言わないけれど、ちょっと隠れ家みたいな」

■“ソロキャンプ”も人気 キャンプ歴40年以上も

 人気なのは大人数でやるキャンプだけでなく…。

 40代男性:「1人でいて、秘密基地チックにやるのが一番いい」

 埼玉県にあるおひとり様専用のキャンプ場。誰にも邪魔されずにソロキャンプが楽しめるということもあり、週末には多くの人の姿があった。

 手慣れた様子で設営する男性は、キャンプ歴40年以上のベテランキャンパー。

 ベテランソロキャンパー:「ポールを持ってきていないんで。ここは落ちてるんで色々、だからこれで代用して」

 落ちている木を活用してタープを張り、ものの10分ほどで設営が完了。

 ベテランソロキャンパー:「きょうは本を持ってきたんで、本を読もうかなと」「(Q.たき火の中、本読むみたいな?)なんか、かっこいいじゃないですか」「(Q.結構やっている?たき火の中、本を読むというのは)いや、思って持っては来るんですよ、やらないですね。結局、たき火始まったらさ、とりあえず酒でも飲むかって。飲み出したらそれで…大体お決まりのパターンですよね」

 さらに、お酒の飲み方にもこだわりが…。

 ベテランソロキャンパー:「よくあるじゃないですか、銀色のこういうやつ。こう出すやつですよね、かっこいいじゃないですか」

■新人ソロキャンパー「1回来たらはまった」

 大量の荷物を傍らにテントを設営する男性。

 キャンプ歴2カ月・新人ソロキャンパー:「今年から始めたんですよ。きょうで3回目なんですけれど、1回来たらはまっちゃって」

 今年9月から始めた、新人ソロキャンパー。

 新人ソロキャンパー:「家のベランダの倉庫というか、キャンプ用品でいっぱいになっちゃった」

 この日のために準備してきたというグッズが「椅子」だ。

 新人ソロキャンパー:「椅子を日曜日に買ったんですよ。買ったばっかりで」

 設営したテントの前に買ったばかりの椅子を設置する。

 新人ソロキャンパー:「(Q.座り心地は?)いいですよ。背もたれできるので、昼寝もできる」

■女性キャンパー 3時間半かけ“自転車”で

 ソロキャンプに訪れるのは男性だけではなく…。

 キャンプ歴3年・女性ソロキャンパー:「きょうは、ハンモックとタープで泊まるつもりなので」

 ハンモックを設営する女性。よく見ると、Tシャツは汗でびっしょりになっている。

 女性ソロキャンパー:「歩きのキャンプが多いです。電車とかバスとか。でも、きょうは自転車で来てみたんです」

 自宅のある東久留米市から自転車で、このキャンプ場に。乗ってきた自転車を見せてもらうと…。

 女性ソロキャンパー:「(自宅から)3時間半ですね。息子のおさがりです。グーグルマップで42キロって出てた。荷台と後ろかごを付けて、後ろと前に荷物を置いて」

 荷物を少しでも多く持って来られるように今回は自転車にしたという。

 女性ソロキャンパー:「(Q.きょう、旦那さんは?)インドア派なので。絶対、外では寝ないです」

■“たき火”の準備 火打ち石に悪戦苦闘

 日が傾き始めると、ソロキャンパーたちはたき火の準備を始める。

 ベテランソロキャンパー:「(Q.今、何を確認した?)腐っていたら、たたき付けると簡単に折れちゃうので」

 キャンプ歴40年以上のベテランキャンパーは、落ちている木をまきに活用。合間には、こだわりのボトルでお酒を一口。そして、火を起こそうと取り出したのが、「ファイヤースターター」と言われる火を起こすためのキャンプグッズだ。

 ベテランソロキャンパー:「火花が出るやつで。ここに火を移してって感じですね」

 慣れた手付きで、あっという間に火がつきます。

 ベテランソロキャンパー:「落ち着きますよね。面白いですよ。何もないところから急に火が出てくる、そこが一番面白いのかな」

 一方、先ほどの女性ソロキャンパーは…。

 女性ソロキャンパー:「ファイヤースターターとか、火打ち石とかやってみたくて買って。きょうは火打ち石」

 しかし、思うように火がつかない。

 女性ソロキャンパー:「なんとかならないかな」

 石を打ち付けること3分。

 女性ソロキャンパー:「ついた、ついた」

 ようやく着火に成功。

 女性ソロキャンパー:「ただの火遊びですよ」

 さらに…。

 女性ソロキャンパー:「焼きりんごをします」

 たき火を使った焼きりんごに舌鼓。

■こだわり夕食も…新人キャンパー「味がない」

 思い思いのたき火を楽しんだ後は、夕食作りに取り掛かる。

 ベテランソロキャンパー:「(Q.お酒に合いそうですね?)酒飲みなんで。熱々ですよ。本当だったらバーボンじゃなくて、日本酒がいいですよね。おでんだから」

 さらに、たき火でお湯を沸かし、ウイスキーをお湯割りにする。食事とお酒を楽しんでいるうちに辺りは真っ暗になった。

 ベテランソロキャンパー:「(Q.暗くなってきたが、読書はきょう、しそう?)多分しないんじゃないかな…」

 今回が3回目だという新人ソロキャンパーは…。

 新人ソロキャンパー:「これ、アサリの缶詰なんですよ。そのままいれるんですよ」

 ユーチューブで見たというアサリの炊き込みご飯に挑戦。お酒を飲みながら、じっくりと炊き上げる。何度もふたを開け、様子をうかがうこと30分。ようやく完成したそのお味は…。

 新人ソロキャンパー:「(Q.どんな感じ?)味がないみたいな…。でも、おいしいですよ。ちょっとつゆが足りなかったですね、めんつゆが」

 残念ながら満足いく味にはならず…。

 新人ソロキャンパー:「次回はパスタとかね。やってみようと。ユーチューブ見ながらやってみようかな」

 女性のソロキャンパーは、たき火で炊いたご飯。さらに、お肉も…。

 女性ソロキャンパー:「おいしいでーす」

 作ったキャンプ飯をSNSへ投稿するために写真を1枚。

 女性ソロキャンパー:「本当に1週間の仕事、きょうを楽しみに頑張ってきたので。今、幸せだなっていう感じですね。今回一番大きい(目的)は自転車で来る」「(Q.次の目標は?)次寒くなってくるので、冬キャンプらしい冬キャンプがしてみたい」「(Q.自転車は?)自転車は…当分いいかな。毎回は…たまにでいいかな」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年11月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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