“放置”された感染者「保健所から連絡来ず」・・・“入試直前”受験生「タイミング悪い」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月20日)

“放置”された感染者「保健所から連絡来ず」・・・“入試直前”受験生「タイミング悪い」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月20日)

“放置”された感染者「保健所から連絡来ず」・・・“入試直前”受験生「タイミング悪い」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月20日)

19日、新型コロナウイルスの新規感染者は、東京で7377人、全国では4万人を超えました。いずれも過去最多です。

 感染拡大で自宅待機の患者が増えるなか、都内在住の40代男性は、発症から3日経った現在も、保健所から連絡が来ない状況だと話しています。

■13都府県“まん延防止”決定

 19日、7377人と過去最多の新規感染者が確認された東京。夜の繁華街では・・・。

 渋谷の人出は減ったように見えるものの、マスクを外して、路上飲みをする人たちの姿もありました。

 東京都・小池百合子知事:「私たちの日常生活がままならない、社会が止まるという事態も招きかねないということで。感染は止める、社会は止めない。こうした考えのもとで、都民、事業者、行政が一体となって、危機感を共有する。実効性ある重点措置を講じていくことで、これ以上の感染拡大を何としても抑え込んでいきたい」

 全国でも過去最多となり、感染者は初めて4万人を突破。28の都道府県で過去最多を更新しています。

 政府は13都県に、21日から来月13日まで「まん延防止等重点措置」を適用することを決定しました。

 岸田文雄総理大臣:「第一に、確保した医療体制がしっかりと稼働するように、各自治体に、さらに準備を進めて頂くこと。第二に、メリハリの利いた対策を講ずることで、感染者数の増加を抑制することが必要であると判断しました」

■大阪“まん延防止”見送りへ

 大阪では19日、過去最多となる6101人の新規感染者が確認されましたが、まん延防止措置の要請は見送りました。

 大阪府・吉村洋文知事:「今の状態だと、9時の時短、8時の時短、知事として、そこしか裁量がない。オミクロン株を抑えるのに、功を奏しているのか、僕は少し疑問に思っています。病床使用率の基準である35%に近付きつつあるので、対策、まん延防止が必要な時というのは、これは来る可能性が非常に高い」

■「保健所から連絡が来ない」

 感染急拡大に伴い、自宅療養者が急増するなか、“放置”された感染者がいます。

 17日に陽性判定・都内在住40代男性:「先週、福岡にずっといて仕事をして、福岡で一緒に食事をしたメンバーが、陽性になったという便りが届き」

 自宅療養を続けている都内の40代の男性。11日から仕事で福岡に出張し、13日の夜には数人で会食を行いました。14日に東京へ戻ってから、体調に異変を感じたということです。

 都内在住40代男性:「その夜から発熱が本格的に始まり、筋肉痛になり、その翌日15日は38.8度まで上がりましたけど」

 発熱後、送別会や会合などの予定をすべてキャンセルした男性は、16日にPCR検査を受け、17日に陽性が判明しました。

 都内在住40代男性:「(病院からは)『保健所から連絡が来るから待っていて下さい。家の中で待っていて下さい』『今(保健所は)立て込んでいるから、連絡が少し遅れるかもしれません』という話を言われた。保健所から連絡がなく、放置されている状況になっていますね」

 保健所からの連絡が来ない状況を訴えていたなか・・・。

 都内在住40代男性:「いくら忙しいとはいえ・・・。のどの痛みはだいぶ和らいだんですけど、せきが続いている状態。家は食品を切らしているし。幸い、自分はまだ軽症で、こういうふうに喋っていられるんですけど。重症者の場合は、助かったのかなという感じがします。これはおかしいんじゃないかなと」

 男性からも、保健所に何度も連絡をしていますが、つながらず、19日も結局、連絡はありませんでした。

■若年層で急拡大・・・受験生は?

 連日、多くの人が訪れるPCR検査場には19日、これまではあまり見掛けなかった子どもの姿がありました。

 保護者:「学校とかで(感染者が)出てたので、不安になったので・・・。隣のクラスも(感染者が)出ちゃったね」

 都内の学習塾では・・・。

 植田塾・植田一幸塾長:「今週末は受験ということで、ほとんどの人がオンライン」

 都内の私立高校の入試開始まであと3日と迫るなか、行われた中学3年生の授業。この学習塾では、対面授業だけではなく、オンラインでリモート授業を受けることができます。

 リモート授業を受ける受験生(中3):「来週、受験があるんですけども、コロナウイルスにかかってしまったら、(試験が)受けられなくなっちゃうので。そういう面でも、家で勉強できたほうがいいかなって」

 今、急増している若年層の感染者。19日の東京都の新規感染者のうち、10代以下の感染者は、過去最多の1639人になりました。

 植田一幸塾長:「実はきょう、さっき来た生徒が、自分の(学校の)同じ班の友達が、コロナにかかってしまったってことで、きょうちょっと帰らせました。(生徒の)違う学年で陽性者が出ていますので、本当にこんなに身近に、こんなところまで来たんだなというふうに感じました」

 受験を直前に控えたこの時期の感染拡大に、受験生も不安を抱えています。

 受験生(中3):「すごいタイミングが悪いなっていうのは、正直、思いました。最初の受験まで1週間で、その1週間の間で、体調悪くしないことを優先していて、勉強よりも体調。コロナの不安のほうが今、大きいです」

 現在、7割以上の生徒が、リモート授業を受けているといいます。

 受験生(中3):「やっぱり教室の時と比べると、集中力が落ちちゃっているのかなとは思います」「(Q.できれば対面授業を受けたい?)はい、そうですね。受験を控えているので、(受験)当日に感染が発覚したら怖いなっていう思いもあるので、リモートで参加させてもらっています」

 植田一幸塾長:「オンラインだと、質問をしにくい状況っていうのはあるので、そういう意味では、通塾を希望したいんですが、生徒たちの人生に関わることなので、極力オンライン」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年1月20日放送分より)

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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