【米中間選挙】トランプ氏が投票中にも「不正」主張(2022年11月9日)
開票が始まったアメリカの中間選挙で野党・共和党が下院435議席のうち195議席を獲得し、過半数に迫りつつあります。トランプ前大統領(76)も「刺激的な夜になる」と勝利への自信を見せました。
トランプ前大統領はフロリダ州の邸宅で支持者らとともに開票速報を見守るウォッチパーティーを開催しました。
共和党・トランプ前大統領:「ありがとう。とても刺激的な夜だ。いくつか激しい戦いが起きていて、ここで見ている、後ろにいるフェイクニュースメディアも歓迎しよう。やたらいっぱい来ているな。やたら多いな。きっと大敗北を望んでいるのだろうが、そんなことは起きない」
トランプ大統領は自分が支持した候補者たちが相次いで勝利していると強調しました。
共和党・トランプ前大統領:「現時点で80で勝利し、3つを落とした。いいだろう?」
中間選挙で争われているのは上院100議席のうちの35議席。そして、下院435議席の全議席です。
上院は接戦。下院では、野党・共和党が過半数に迫る勢いです。
歴史的なインフレが与党・民主党の逆風になっているのです。
有権者:「インフレ傾向を何とかしなければなりません。民主党議会は手が付けられない支出をしています」「最も重要なのはインフレ問題、経済問題。物価がものすごいことになっています」
トランプ前大統領は勝利を確信しながらも、いつもの主張も繰り返しました。「不正選挙」です。
共和党・トランプ前大統領:「悪いことがたくさん起きている。だから列を離れないように。嫌かもしれないが、やつらはあなたたちが投票に間に合わせないようにしたいんだ。そんなことをさせるな」
まだ、投票が行われている最中にもかかわらず、トランプ前大統領が不正が行われているとしたのは南西部のアリゾナ州です。
人口が多いマリコパ郡で投票開始から数時間後に投票を集計する機械の多くが故障したのです。
担当者:「もし投票用紙が機械を通らない時は、ここの安全な箱に入れて下さい。投票用紙は一日中きちんと保管されます」
担当者は機械を通らなくても投票用紙は超党派のチームによって集計場所に運ばれると説明しました。
ただ、トランプ前大統領も支持者もあくまでも「不正が行われている」と主張しました。
何しろ、アリゾナ州は激戦州なのです。接戦が予想される州知事選の共和党候補もトランプ前大統領に同調。
民主党が強い地域では機械は壊れていないと訴えました。
共和党・レイク候補:「この地域では機械に何の問題もありませんでした。たった1つの機械もです。この左派寄りの地域ではね」
このレイク候補は前回の大統領選に関してもちろん不正を主張。トランプ前大統領の支持を受け、一部では「女性トランプ」とも呼ばれています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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