日韓首脳 3年ぶり「会談」なるか?…これまでは「立ち話」(2022年11月9日)
11日から東南アジアを歴訪し、G20などの国際会議に出席する予定の岸田文雄総理大臣。注目されるのは、「日韓首脳会談」が行われるかどうかです。
日韓議員連盟・武田良太幹事長:「首脳間が様々な場面で協調し合い、話し合い、友好関係を深めていくということは、大変意義があることだと理解している」
日本と韓国の友好関係を推進する日韓議員連盟は先週、早期に「首脳会談」を行うよう求める共同声明を採択しました。
しかし実は、岸田総理と尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、6月のNATO(北大西洋条約機構)首脳会議の晩餐(ばんさん)会で対面し、話をしているほか、9月にもニューヨークで言葉を交わしています。
ただ、日本政府は、これらは「懇談」や「立ち話」であって、「首脳会談」ではないと説明しています。
さかのぼれば3年前、当時の安倍晋三総理大臣と文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、ソファに座って話し合った際も、なぜか「立ち話」とされました。
実は、「立ち話」というのは一種の外交用語で、立っているか座っているかは関係ありません。
日本側には、徴用工問題や領土問題など多くの懸案を抱えるなかで、正式な「会談」はできればやりたくないという思惑が、これまでありました。
今回の外遊で日韓首脳が言葉を交わした場合、その内容だけでなく、2019年12月以来3年ぶりの「首脳会談」となるのか、「立ち話」にとどまるのかも注目です。
(「グッド!モーニング」2022年11月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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