山際氏コロナ本部長人事のワケ “要職就任”ウラに甘利氏の影?(2022年11月8日)

山際氏コロナ本部長人事のワケ “要職就任”ウラに甘利氏の影?(2022年11月8日)

山際氏コロナ本部長人事のワケ “要職就任”ウラに甘利氏の影?(2022年11月8日)

 教団側との接点についてあいまいな説明を繰り返したまま、経済再生担当大臣を辞任した山際前大臣ですが、わずか4日後に自民党のコロナ対策本部長に就任。

 その処遇を巡って7日、こんなやり取りがありました。

 自民党・茂木幹事長:「(Q.大臣辞任から4日後の人事になりましたが、就任までのいきさつや狙いを教えて下さい)は?あの…人事については常にですね、適材適所で行われていると考えておりますが、ご指摘の本部…これは政務調査会の人事でありますのでそちらにお聞き下さい」

 党を運営する責任者たる幹事長が人事に関与していないとも取れる発言。

 コロナ対策本部は、政務調査会内の組織で任命権者は萩生田政調会長ということになりますが、後藤氏は今回は違うとみています。

 ジャーナリスト・後藤謙次氏:「一番考えられるのはまさに岸田総理総裁が萩生田さんに『山際さんを頼む』と。その背景にはやはり岸田、麻生、甘利というですね3人の人間関係のなかで結論が導き出され、岸田さんが萩生田さんに頼んだというのが一番理解できますね」

 山際前大臣が所属する麻生派の会長、麻生自民党副総裁と麻生派幹部の甘利前幹事長。

 岸田総理は安定した政権運営を考えたうえで、2人に近い山際前大臣を辞任直後にもかかわらず、党の要職に処遇したのではないかというのです。

 ジャーナリスト・後藤謙次氏:「山際さん自身がですね、大臣を自ら進んで辞める気はさらさらなかったと思います。山際氏を何らかの形で救い出そうと。あるいは条件を付けていた可能性もあるわけですね」

 7日の茂木幹事長の会見、後藤氏はこう読み解きます。

 ジャーナリスト・後藤謙次氏:「『俺外されてたよな』ってことじゃないですか。つまり幹事長だったけれども、その人事に関与してなかったんでしょう。結果を聞かされたにしてもですね。だから『それは政務調査会で決めた人事だ』とこういう言い方をしたわけですね。不満の表明がきのうの記者会見ではないかと私はそう見ています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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