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【韓国雑踏事故】「26年間だけど ありがとう」冨川芽生さん葬儀 遺品ノートに将来の夢(2022年11月7日)
梨泰院(イテウォン)の雑踏事故で亡くなった冨川芽生さん(26)の告別式が7日午後、営まれました。韓国国内では警察などに対する批判の声が日増しに高まり、大統領も警察改革に言及しています。
芽生さんの父・冨川歩さん:「こんなにつらいことがあるのかと、こんなに悲しいことがあるのかと…」
どうしようもない気持ちに、言葉が押し潰されます。
芽生さんの父・冨川歩さん:「本当にこんな良い子が僕の娘だったんだなと思ったら…芽生ちゃんありがとう、26年間だけど…生まれてきてくれてありがとう…」
ソウル、梨泰院で156人が亡くなった雑踏事故。犠牲となった2人の日本人のうちの一人、冨川芽生さんの告別式が地元である北海道根室市で行われました。
26歳という若さで、突然の不幸に見舞われた芽生さん。現場から見つかった彼女ノートには歩むはずだった将来の夢が書かれていました。
梨泰院の雑踏事故で亡くなった、冨川芽生さん。
出棺の後、午後からは告別式が行われ父親である歩さんは声を詰まらせながらも、今の思いを口にしました。
芽生さんの父・冨川歩さん:「芽生が安らかに眠ってくれと、眠ってほしいという気持ちで…これ以上何も言えない状態です」
祭壇でほほ笑む芽生さん。告別式の後、歩さんはこの写真を選んだ理由を教えてくれました。
芽生さんの父・冨川歩さん:「うちの妻と函館旅行に今年の5月に行った時の(写真)。韓国に留学が決まっていて、行く前にお母さんと旅行したいと。東京から函館、こっちから函館で合流して、2泊3日の旅行の時に妻が娘を撮った写真を自分で選びましたね。本当に楽しい親子旅行だったと聞いています」
6日行われた通夜では、亡くなった芽生さんと再会した時のことを話していました。
父・歩さんのあいさつ:「その(先月31日)夜に芽生と会えました。泣き崩れる妻を見て、どうしようもないと思いました。そこで初めて現実だと思いました。6人で梨泰院に行って、芽生とタイの子が死んで、助かった残りの4人からは『助けられなくてごめんなさい』と言われました。『芽生の分まで頑張ってね』と伝えました。事故の後、たくさんの友達がいたことが分かりました。バラバラのノートには『毎日毎日幸せです』と書いてありました」
バラバラのノート。ソウルの遺留品センターで見つけた芽生さんの遺品です。
父・歩さんのあいさつ:「本当にこれからだったんです。ノートにはたくさんの夢が書いてありました。『家族を旅行に連れて行きたい』『結婚して子どもを産みたい』。芽生は本当に幸せだったんだと思います」
人々の心に深い傷を残した梨泰院の雑踏事故。政府や警察への不信感は日に日に高まっています。
「尹(ユン)大統領退陣せよ!尹大統領退陣せよ!尹大統領退陣せよ!」
そんななか、韓国メディアによると、地元警察の新たな疑惑が浮上。それは「警備の増員」を受け入れなかったうえに、証拠を隠滅したのでは、というものでした。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領:「痛みと悲しみを共にしている国民に、おわびと申し訳ない気持ちです」
梨泰院での雑踏事故を巡り、国民に謝罪した韓国の尹錫悦大統領。
政府への責任追及も強まるなか、事故の対応などで批判が集まる警察幹部らに対しては。
尹錫悦大統領:「責任ある人に対しては厳正にその責任を問うことにします」
次々と明らかとなる警察上層部の不備、事故発生の2時間後に報告を受けた韓国警察のトップ、尹熙根(ユン・ヒグン)長官は、当日キャンプに出掛け、酒を飲み、午後11時ごろには寝ていました。
「連絡も取れないのは不適切な行動だ」との声も上がるなか、尹長官は国会で謝罪。
尹熙根長官:「このような状況を予測できず、ソウル近郊で備えられなかったことに対して責任を感じています」
現場を管轄する龍山(ヨンサン)警察署では、新たな疑惑も浮上。
韓国メディアによると、事故の当日、龍山警察署の情報課はハロウィーン期間中、大規模な人出が予想され、事故の危険があるという報告書を作成しましたが、この報告が上層部に伝えられることはなかったといいます。
特別捜査本部は参考人の調査で「『この報告書を作成しなかったことにしよう』としたことが調査で確認された」とし、事故後、パソコンに残っていた当該報告書の原本ファイルが削除されたことも確認したということです。
また龍山警察署に関しては、李林宰(イ・イムジェ)前署長が、事件発生の5分後に現場に到着したと報告していましたが、実際は50分後で「報告は虚偽だった」と複数の韓国メディアが報じています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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