【立冬】各地で今季一番の寒さ 紅葉色づき外国人客歓喜…「錦鯉サミット」世界初開催(2022年11月7日)
7日は列島各地で今シーズン一番の寒さとなり、紅葉の背景にこの時期ならではの幻想的な光景が広がりました。10日ぶりに一桁の冷え込みとなった東京都心の「紅葉の名所」も色付き始め、外国人観光客から喜びの声が上がっています。
まるで春のような景色。いえいえ、7日は暦の上では立冬です。
東京・足立区の公園では季節外れのサクラが咲いていました。
一方、立冬らしい景色が広がったのは京都の舞鶴湾です。眼下に広がる雲海。遠くの船も雲の上に浮かんでいるよう。今朝の最低気温は今シーズン最も低い5.6℃。雲海は前日の日中と早朝の気温差が大きいと発生する現象です。
兵庫県養父市では7日朝、霜が降りました。落ち葉にも、ススキにも。霜がびっしりです。
立冬の7日はその名前にふさわしいほど冷え込み、大阪や名古屋、神戸など各地で今シーズン一番の冷え込みになりました。
男性:「(Q.どうですか、東京の寒さは)全然暖かいですね」
そう話すのは北海道から来たという男性。
男性:「(Q.薄着に見えますが)ここにカーディガン着ているから、これいらないくらいなんだけど」「(Q.本当にいらない)全然、寒くない」
その北海道では7日朝、陸別町でマイナス8.5℃を観測。全国で最も低い気温です。大雪山では山頂だけだった雪が、ここ数日で一面真っ白になりました。
ロープウェイから撮影した人は、雪と氷の神秘的な世界だっとしています。
冷え込みが強まり、足早に変わっていく季節。
女性:「(Q.ストーブ・暖房)もう使ってますよ。1カ月前くらいかな」
冬本番に活躍するストーブ。5年掃除していないと内部は…。結構、ホコリがべったり。
ワタナベ燃料・本間弘昭さん:「珍しくないです。結構なっています」
秋田はもう4日連続、5℃以下の日が続いています。
使い初めに慌てて電話してくる人が多いそうです。
ワタナベ燃料・本間弘昭さん:「ストーブ自体が冷えなくなる。過熱エラーで止まります。火災の危険が少し増えるのかなと」
しかも今年は灯油代も円安で高騰。寒さをしのぐにはつらい冬。
東京・銀座の店では台湾もつ鍋のキャンペーンを開始しています。
久しぶりに規制のない冬の飲食。しかし、こんな問題も。
舌舌・川辺智弘店長:「野菜の高騰、あともつが上がっている」
昨年に比べて、仕入れ値は1.2倍。それでも店はもつ鍋の価格は変えずに提供するそうです。
舌舌・川辺智弘店長:「先月から外国人やビジネスマンが増えてきた。汗をかいてほっこりしてほしい」
円安の恩恵を受けているであろう、海外からの旅行者…。
彼らの目に、色付き始めた木々は、どのように映っているのでしょうか。
オーストラリアからの旅行者:「美しいですね。秋の色合いが好きです」
と言うのは、オーストラリアから来た2人。
オーストラリアからの旅行者:「オーストラリアでは一年中同じ緑色です。日本では秋になると色が変わり、1年を通して変化していきますよね」
アメリカから来た2人は…。
アメリカからの旅行者:「僕らは砂漠に住んでいるので…」「ネバダ州の砂漠よ。だから木はないの。たくさん緑があって、色が変わるって良いわね」
イギリスからの男性…。
イギリスからの旅行者:「これを見るためにこの時期に来たんです。イギリスにも紅葉はあるけど、日本の方が色鮮やかで赤みがあります。ずいぶん違います」
色については、こんな指摘もありました。
イギリスからの旅行者:「色の範囲が広いですね。あんなに黄色いイチョウはありません」
紅葉を見に出掛けるという習慣自体がないという国もあるようです。
スペインからの旅行者:「スペインでは紅葉を見に行ったりしません」「地図で紅葉の名所に印を付けました。その一つが代々木公園でした」
こうした紅葉は「錦繍(きんしゅう)」などと、錦の衣に例える表現もありますが、こちらは…。
錦の鯉、ニシキゴイです。こちらもまた海外からの注目株。
国内産のニシキゴイの8割は、外国に輸出されているといいます。
発祥の地・新潟で開かれたのは、初の国際会合「世界錦鯉サミット」。
中国やトルコ、ギリシャなど、21カ国の駐日大使らが参加しました。
ニシキゴイは外国人の目にはどう映るんでしょうか。
サンマリノ共和国大使館、マンリオ・カデロ特命全権大使:「色々な魅力がありますけど、まずコイは縁起が良いです」
「縁起が良い」。まさかそんな言葉が飛び出すとは…。
しかし、驚いたのはそれだけではありません。
サンマリノ共和国大使館、マンリオ・カデロ特命全権大使:「あとまあ、日本人、非常にエコロジー。縄文時代から日本人すごいエコロジー」
話は時空を超え、そして…。
サンマリノ共和国大使館、マンリオ・カデロ特命全権大使:「平和、一番大事です。人間は平和と自由あれば幸せです。お金より」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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