父にインスリン過剰投与し殺害 弟の練炭自殺を偽装 48歳女に死刑求刑(2022年11月7日)
大阪府堺市で2018年、父親と弟を殺害した罪などに問われている女の裁判員裁判で、検察は死刑を求刑しました。
起訴状などによりますと、足立朱美被告(48)は2018年、堺市の実家で父親の富夫さん(当時67)に多量のインスリンを注射して殺害したほか、弟の聖光さん(当時40)を練炭自殺に見せ掛けて殺害した罪などに問われています。
検察は7日の裁判で「富夫さんを殺害しながら内省を深めることなく、保身のために犯人をでっち上げようと、遺書を偽造して聖光さんも殺害した」と指摘し死刑を求刑しました。
一方、弁護側はこれまで一貫して無罪を主張していて、検察の主張に対しての反論が現在も続いています。
判決は29日に言い渡される予定です。
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