万博で「いのち」を問う ウクライナ館で体感する「戦時下で今も続く経済」 ロシアは万博を撤退

万博で「いのち」を問う ウクライナ館で体感する「戦時下で今も続く経済」 ロシアは万博を撤退

万博で「いのち」を問う ウクライナ館で体感する「戦時下で今も続く経済」 ロシアは万博を撤退

開幕2日目を迎えた大阪・関西万博。数ある海外パビリオンの中でもひときわ強い思いを持って参加している国があります。
 (取材・報告:中谷しのぶキャスター)

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 様々な国が共同で利用している「共同パビリオン」。その一角に、ウクライナのブースがあります。

 ブース内はウクライナの国旗の黄色と青で統一されていて、一見お店のような構えなんですが、「Not For Sale」売り物ではないというテーマが掲げられています。

 18種類のアイテムがこのように並べられていて、それぞれバーコードが付いているんです。例えば、こちらのMのオブジェクトなんですが、バーコードをこのように読み取りますと、映像が表示されます。地下鉄の中のシェルターで子どもたちが授業を受けている様子です。

 それぞれ付けられているバーコードは、ウクライナの今の暮らしを知る、また違った映像を見ることができるということです。

 今回担当者の方、そしてパビリオンを実際にご覧になった方に話を伺いました。

 ウクライナ館 インナ・イリナさん
「ウクライナは戦争が続いている。ウクライナ人は頑張って生き続けている。売ることができない価値観のために頑張っている」

 ポーランドから来た人
「ポーランドとウクライナは隣接していて、避難民も受け入れている。ここにある展示を見て、とても心が痛んだ」

 先ほど展示を見た方は涙を流されている方もいらっしゃいました。

 反対側には、「戦時下でも今も続くウクライナの経済」という展示があります。

 こちら「サイレン」なんですけれども、実際にウクライナ、ロシアから銃撃された跡というのがあり、ウクライナでサイレンは、今も戦争が続いているんですが、銃撃を受けた後も正常に動いているということです。

 またこちらのリュックは実際に兵士が使っていたもの、そしてウクライナ侵攻後開発されたウェットティッシュなども一緒に展示されています。ウクライナでは人々が今も強く生きているんだという、本当に強いメッセージを感じる展示となっているんです。

 一方のロシアは今回、万博を撤退しています。そしてこの館の中には、同じくイスラエルの展示もあって、隣の建物にはガザ地区で今も戦闘が続くパレスチナの展示もあるんです。そちらも取材してきました。

 パレスチナの展示では、ガラスケースの中が空になっていて、そして中には「尋ねて」というカードが掲げられているんです。空港からまだ出荷できない、そして今もまだ到着が見えない、そういった状況が続いています。

 命を掲げる万博で平和を考える、その輪を広げていく、この万博の意義というのをここに来て改めて感じます。

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