【韓国雑踏事故】“哀悼期間”終わり…梨泰院の街に変化は?(2022年11月6日)

【韓国雑踏事故】“哀悼期間”終わり…梨泰院の街に変化は?(2022年11月6日)

【韓国雑踏事故】“哀悼期間”終わり…梨泰院の街に変化は?(2022年11月6日)

 156人が犠牲になった梨泰院(イテウォン)の事故を巡るニュースです。韓国では犠牲者を悼む「国家哀悼期間」が5日で終わりました。繁華街の梨泰院に変化はあったのでしょうか。

 梨泰院の事故から1週間が経ってもなお、駅前には多くの献花やメッセージが供えられています。

 悲しみに包まれた梨泰院の街ですが、少しずつ日常を取り戻しつつあります。

 営業を再開する店:「先週一週間、哀悼期間は店を閉めて、きょうで哀悼期間が終わったので、大掃除をしています。きょうから営業を開始しようと思います」

 なかには、1週間置いたままになっていたハロウィングッズの片付けをするバーも…。店は梨泰院のメイン通りにあり、1週間ぶりの営業再開ですが、心境は複雑です。

 営業を再開する店:「とてもつらいです。事故を直接見たし、休んでも店が心配だし、色々と複雑な気持ちです。しばらくは梨泰院を嫌がる人もいるし、年末も多くの人が来るのを嫌がるのではと心配です」

 そうしたなか、ソウル市内の大聖堂に姿を現したのは、尹(ユン)大統領。そして、その後ろには大統領夫人の姿も…。

 追悼儀礼のミサに大統領夫妻そろって参加し、事故の犠牲者に祈りを捧げました。

 150人以上の若者が犠牲となった韓国・ソウルの梨泰院で起きた雑踏事故。

 ちょうど1週間となった5日、“犠牲者への追悼”と“政府や警察への抗議”を意味するろうそく集会が行われました。

 その怒りの矛先は大統領にも…。

 大統領をはじめ、政府や警察への批判も強まるなか、梨泰院を管轄する龍山(ヨンサン)警察署の李林宰(イ・イムジェ)前署長の新たな事実を韓国の連合ニューステレビが報じました。

 映像には手を後ろで組み、うつむき気味にゆっくりと歩く李前署長の姿が…。

 連合ニューステレビによると、撮影されたのは現場からわずか1キロ離れた地点で、事故発生から44分が過ぎた、午後10時59分だといいます。

 李林宰前署長は事故当日、午後10時ごろに公用車でノクサピョン駅近くに到着。そこから歩けば現場まで10分もかからない距離ですが、道路が渋滞していたため、車で何度も迂回路を探し、1時間近くも車で過ごしたと韓国メディアが伝えています。

 その後に撮影されていた手を組んでゆっくりと現場へ向かう姿は、多くの犠牲者が出ているなかでの行動ということになります。

 政府や警察の対応はどうなっていたのか。日に日に国民の“怒り”と“不信感”が高まっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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