祝日イベントも梨泰院事故の影「集客も怖い」 各地で“厳戒態勢”(2022年11月3日)

祝日イベントも梨泰院事故の影「集客も怖い」 各地で“厳戒態勢”(2022年11月3日)

祝日イベントも梨泰院事故の影「集客も怖い」 各地で“厳戒態勢”(2022年11月3日)

 多くの人が亡くなった韓国・ソウルの梨泰院(イテウォン)での雑踏事故を受け、日本のイベントの警備も強化されています。オリックスバファローズの優勝パレードが行われる大阪市の御堂筋では警察官に加え、大阪市の職員が警備にあたるなど厳戒態勢が取られているようです。

 プロ野球「オリックス・バファローズ」の優勝パレードが行われる大阪市のメインストリート「御堂筋」。大規模なイベントが開催され、大勢の人たちが押し寄せています。

 一方で、不安の声も…。

 オリックス・バファローズのファン:「韓国のこともあるので、きちんと整備してほしい」

 大阪府警は梨泰院での雑踏事故を受け、警察官を増員。280人態勢で会場周辺の警備にあたります。さらに、大阪市の職員なども安全確保のため大幅に人員を増やしています。

 大阪市・松井一郎市長:「韓国のような事故が起こらないように対応している」

 沿道にはファンや通行人がごった返し、誘導する警備員はてんてこ舞い。

 一方、横浜中華街近くの繁華街でも急場しのぎの対策が…。

 集まった人々の目当ては「路上プロレス」です。

 地元の「まちづくり振興会」が主催するイベントには例年、約2万人が訪れるといいます。

 雑踏のなか警備にあたるのは梨泰院の事故を受けて急きょ、増員されたボランティアスタッフです。今回、初めて警備を行う人もいます。

 ボランティアスタッフ・竹内徹さん:「私は広告会社にいるので、こういうことはちょっと…。雑踏警備だと結構、気を付けなければいけないことがあって、人がこれだけ出ているから、とにかく通路の確保はきちんとやっていかなきゃいけない」

 不安を抱えながら観客の警備にあたるのは普段、広告会社に勤めている竹内さん。

 プロレスは路上を動きながら行われるため、それに合わせて人々も移動。警備初挑戦の竹内さんは腕を大きく広げて制止します。

 観客が密集するなかで一度、動き出した人々を制止するのは容易ではありません。それでも懸命に対応し、事故が起きることなく初めての警備を終えることができました。

 ボランティアスタッフ・竹内徹さん:「結構、厳しい。ただ何とか無事に済んだ」「(Q.体を張って間に入っていたが?)そうでもしないと危なかったので。元々いる人たちと、見るために移動する人たちの区切りが大変だった」

 関内まちづくり振興会・大木剛理事:「先週あったハロウィーンの事故を受けて、集客も怖いものだと痛感した。主催者側は警備力を上げていかないといけない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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