“2090万円”公用車は違法 知事に全額請求の判決(2022年11月3日)
トヨタの最高級車「センチュリー」。山口県がおととし、皇族や要人が訪れた際に利用する“貴賓車”として、2090万円で購入した車です。
このセンチュリーを巡り、元県職員の男性は去年、「違法な公金の支出だ」として、村岡知事に購入費の全額を県に返還するよう提訴しました。
県側は「車種の選択は政策的な側面があり、知事の裁量に委ねられ違法性はない」と主張していました。
その判決が今月2日、山口地裁で言い渡されました。
山口裁判長：「知事の裁量権を逸脱、濫用した財務会計上の違法行為にあたる」
県に対し、購入費の全額にあたる2090万円を村岡知事に請求するよう命じました。
原告・松林俊治さん（75）：「税金は人が豊かになるように。そのような県政にしてもらいたい」
一方の村岡知事は、次のように述べました。
村岡知事：「今回の判決については正直、驚いております。判決の中身について、よく精査し、弁護士とも相談したうえで、今後の対応について検討していきたいと思います」
（「グッド！モーニング」2022年11月3日放送分より）
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