【強烈寒気】各地で今季一番の冷え込み 東京都心“まるで冬”(2022年10月25日)

【強烈寒気】各地で今季一番の冷え込み 東京都心“まるで冬”(2022年10月25日)

【強烈寒気】各地で今季一番の冷え込み 東京都心“まるで冬”(2022年10月25日)

 寒気の影響で各地で冷え込みが強まり、北日本では10月の観測史上、最も低い気温となった地点もありました。大気の不安定な状態が続くなか、25日も各地でひょうや竜巻とみられる突風が発生しています。

 富山県で撮られた映像では、竜巻のような突風が海水を巻き上げています。

 その上空にも渦を巻く雲が見て取れます。寒気の影響が残り、不安定な大気が続く列島。各地で、ひょうやあられのようなものが相次ぎました。

 吐く息も白く染まる札幌市。今季最低の1.2℃となりました。犬もしっかり“寒さ対策”です。

 住民:「寝る時からマイナス3℃くらいになっていた。非常に今朝は寒かったです」

 ドローンが捉えた上空からの映像では、田畑や木々が霜で白く染まる景色が映し出されています。

 マイナス6.3℃と、今季全国一の寒さとなった北海道稚内市の沼川です。

 草原にはシカも姿を見せました。

 朝焼けに照らされた海は霧も立ち込め、幻想的な景色となっています。

 最低気温が0℃を下回る冬日の地点数は今シーズン初めて100地点を超えました。

 本州で今季最も寒くなったのは岩手県です。

 厚手のコートに手袋。街は、すっかり冬の装いです。

 山々もすっかり雪化粧です。長野県と群馬県にまたがる浅間山。平年より6日早い初冠雪を観測しました。

 宮城県蔵王町は10月の観測史上、1位となる1.1℃となりました。観光客は一足早い冬を満喫しました。

 埼玉から来た観光客:「メチャメチャ寒いです、もう!」

 千葉から来た観光客:「早めに冬が体験できて良かった」

 雪化粧をまとった富士山。バイクでアイス片手に目指す人もいました。

 埼玉からバイクで来た人:「(アイス食べると)体が引き締まる。言い訳ですけど…」

 岐阜県の紅葉の名所「宇津江四十八滝」。寒さで紅葉も一気に進み、木々が赤く染まっています。

 この寒さを心待ちにしている場所もあります。

 今シーズン一番の冷え込みとなった群馬県草津町。初の冬日となりました。

 東京からの観光客:「(Q.何個持ってる?)10個くらい持ってます」「寒がりなんで、むちゃくちゃ寒いです」「完全防備してきたんですけど、それでも寒いです」「言っちゃいけないけど毛糸のパンツはいてます」

 上州和牛のすき焼きが自慢の宿。

 喜びの宿和える宿高松・佐藤大輔支配人:「紅葉とやっぱり、お客様的には寒くなってきたので温泉が気持ちいいのが一番。情緒が増えますね」

 温泉も恋しくなる季節。外国人観光客も半分ほどに回復し、冬に期待を寄せています。

 25日は常夏の国シンガポールからの宿泊客もいました。

 シンガポールからの宿泊客:「一年中暑いので、この気候はとても良い。ここに来て、この気候と温泉を楽しめて良い気晴らしになります」「最高でした」

 インバウンドの緩和、円安や全国旅行支援。様々な追い風もあるなか、良いことばかりではありません。

 喜びの宿和える宿高松・佐藤大輔支配人:「当館のボイラー沸かすための重油とか、暖房に使う灯油。電気代の基本料金の値上げと、あと食材費の値上げですね。2割ほど2019年度よりも割り増しな感じで推移しています」

 値上げラッシュは観光業界も直撃しています。

 草津温泉観光協会・福田俊介事務局長:「10月1日から大人料金600円から700円に値上げしました」

 原油高による暖房費の高騰が懸念され、「湯もみ」の観覧料も値上げに踏み切りました。

 草津温泉観光協会・福田俊介事務局長:「温泉が恋しい季節になったし、癒やしの温泉なので、ぜひ草津温泉に来てほしい」

 最低気温が11.4℃となった東京。11月上旬並みの寒さとなり、季節が一気に進みました。

 まだ“夏”感あふれる人もいます。

 熱気にあふれていた店も…。

 一見して辛さが伝わる赤く染まった激辛タンメンの店。

 暖房なくとも温まれる激辛麺に人々は汗を流します。

 この冬心配なのが、その暖房費の高騰です。家電量販店では“節電家電”が人気です。

 ヨドバシカメラマルチメディア吉祥寺・皆木大輔さん:「省エネタイプのエアコンとしては売れ筋がいい。寒くなって買うのではなくて、寒くなる前に買う客が増えている」

 省エネタイプのエアコンとサーキュレーターを組み合わせることで従来の6割ほどの電気代で済むそうです。

 客:「サーキュレーターを置くと空気混ざって緩和するのかな。(サーキュレーターを)見に来ました」

 電気代不要の節電グッズは「ニトリ」にありました。

 一見、普通の毛布に開けられた2つの穴。一体、何のためにかというと、毛布にくるまれながらスマートフォンを操作できる一品です。これなら原油高も怖くありません。

 ニトリホールディングス広報・岩脇由依さん:「暖房器具いらずで節電対策につながるかと思います」

 気象庁は3カ月予報を発表。寒さに覚悟が必要です。

 気象庁:「向こう3カ月は東・西日本で冬型の気圧配置が強いため気温が平年並みか低いと予想している」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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