【ハロウィーン】行動制限なし&インバウンド復活…今年の渋谷は?(2022年10月22日)
2018年の、ハロウィーンの時の渋谷の様子です。コロナ前でしたが人が殺到して、混乱も起きました。その後去年、おととしと新型コロナの影響で訪れる人は減りましたが、今年は感染状況が落ち着き、水際対策も緩和されたということで人出が増加する可能性があります。大手量販店では、すでにグッズの売り上げが去年を上回るなど緩和の効果も出ています。ハロウィーンを控えた、渋谷の街を取材しました。
コロナ前には“狂乱の夜”が繰り返されてきた、渋谷ハロウィーン。
危険な行為や痴漢、窃盗などが相次ぎ、逮捕者が続出。
週末の夜、渋谷駅のハチ公前広場は、黒山の人だかり。“仮装した若者”などが大挙して押し寄せ、渋谷の街は夜を徹して大混乱に。
渋谷センター商店街振興組合・小野寿幸理事長:「ハロウィーンじゃない。変態仮装だ」
コロナ禍3年目の今年、行動制限のないなかで迎えるハロウィーンはどうなるのでしょうか。
渋谷区は去年に続き、指定の期間で渋谷駅の周辺の道路や公園など公共の場での飲酒を禁止します。
渋谷区・長谷部健区長:「当然『バカ騒ぎはしないでくれ』と引き続き言っていきたい」
日本に続々と訪れている外国人観光客たちは、「渋谷ハロウィーン」に参加するのか聞いてみました。
フランス人観光客:「(Q.来週時間が合えば参加する?)小さいかぶり物を買って着るかもしれない。でも全身の仮装はしないと思う」
コロナ前のハロウィーン映像を見てもらうと…。
フランス人観光客:「今年もこんなに人が集まるの?コロナがあるけど…」
「両国」の文字が入った相撲Tシャツがお気に入りの、フランス人留学生は…。
フランス人留学生:「ハロウィーンだから恐ろしい仮装をしたい。今からドンキショップに向かおうと思う。ワクワクします」
渋谷の大手量販店では、ハロウィーンを目前に控え、仮装グッズが外国人客に大人気。
イタリア人観光客:「スーパーマリオとポケモンの大ファンなんだ」
メキシコ人観光客:「かわいい。チャイナドレスはセクシー。体にぴったりと合って」
外国人の皆さんは大はしゃぎ。去年に比べてすでに売り上げは1.3倍に。
オーストリア人観光客:「オーストリアにはここまでたくさんのハロウィーングッズはない。私が好きなのは日本の雰囲気・人々・オタク」
一方、新型コロナの感染拡大を心配する声も。
減少傾向が続いていた東京都の新規感染者は、先週水曜日から7日間続けて前の週の同じ日よりも増加。今後、第8波の到来も懸念されています。
新型コロナ分科会・尾身茂会長:「第7波を上回る。あるいは同等。下回ることはないのでは」
コロナ禍のハロウィーン。ホテルで楽しむ方法も人気です。
渋谷の中心の特等席で、ハロウィーンを満喫するプラン。三段の重箱に入ったスイーツを客室で味わえます。
渋谷・エクセルホテル東急、中野公夫客室マネジャー:「眼下のスクランブル交差点を見ながらスイーツを食べたり、この部屋で仮装して渋谷の交差点に出向くお客様もかなりいる」
果たして、今年の渋谷ハロウィーンは、コロナ前のような混乱を避けることができるのでしょうか。
LABOON・鴨谷遼さん:「楽しみな部分はあります。飲食店として売り上げもとれますし。また来週、再来週で感染者が増えないかなって心配はあります」
今年のハロウィーンの渋谷は、どのような状態になるのでしょうか。警視庁の見立てです。
例年、平日・休日関係なく、31日が人出のピークになるということです。そのため今年も、31日の夜から11月1日の未明にかけて最も混雑するとみられています。
また、新型コロナの流行で、渋谷区は去年・おととしと「来訪の自粛」を求めましたが、今年は求めていないことから、警視庁は「自粛の反動もあり、若者を中心に来訪者がかなり増える可能性がある」としています。
さらに、近年、ハロウィーンに渋谷を訪れる人の割合は、仮装する人が減少し、単に騒ぐ・暴れるなどを目的とした“非行をする人”が増加傾向にあるといいます。
警視庁は警戒を強めていて、ハロウィーン当日は渋谷で交通規制を行うほか、センター街やスクランブル交差点を中心に警察官を増員・配置し、「法律違反があれば厳正に対処する」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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