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円続落!国産・輸入問わず値上げラッシュ「最強の敵!」(2022年10月21日)
円安に歯止めが掛かりません。21日午後4時の相場は1ドル150円42銭での取引となっております。記録的な円安で早くもおせち料理の食材にも影響が出ています。一方で、日本を訪れる外国人観光客の買い物に変化が。空前の円安の明暗を取材しました。
止まらない円安。21日も東京外国為替市場の円相場は150円台前半を推移しています。
今年初めの115円からは、35円も円安が進行。
輸入の多くを頼っているエネルギーや食料は特に価格高騰が顕著な状況です。
買い物客:「(買い物金額が)500~600円上がっている。全部上がってると思う、なんでも。」「昔だったらぱっと見て必要な物買う。余計な物も買ってる。今余計な物買わなくても値段一緒ということは高い」
スーパーは輸入物を中心に野菜などの仕入れも値上がり。
さらに、国産品でも海外の肥料を使う影響で価格が上昇しているといいます。
アキダイ・秋葉弘道社長:「身近なもので手にすることが多いものがモロ円安の影響を受けている。切り身も3切れ入れていたものを2切れにしたりとか、肉もパックを少し小さめにして手に取りやすいように金額を抑えて、正直に言ってかなり努力している、最強の敵に今ぶち当たっている感じ」
消費者にとっては、「悪い円安」と言えそうです。
都内のステーキ店。輸入牛肉はほぼ毎月値上がりし、利益の確保が難しくなっているといいます。
CHACOあめみや・雨宮登志夫代表:「毎月のように請求書と一緒に値上げの手紙が入っている感じ。文字見なくても手紙入っている時点で、もううんざりかな。今年になって2~3割上がっている」
店の冷蔵庫の中を見せてもらいました。
保管されている肉は人気のサーロインやリブなど。
店側はできるだけ安くボリュームのある商品を提供したいと努力してきましたが、やむを得ず、20年ぶりに値上げしたそうです。
CHACOあめみや・雨宮登志夫代表:「お客さんも値段上げたの知っていると『しょうがないよね』言うんですよ、『それはしょうがないよ』って言うけど回数減るんですよね。炭焼きだから炭の値段が上がったり、おしぼりやクリーニング代、光熱費はもちろん、食材だけじゃないですからね」
また、東京・上野のアメ横にある鮮魚店では、鮭やいくらなど、おせち料理にも使われる輸入魚が高騰し、客足にも影響しているといいます。
清水水産・持丸健康社長:「1000円くらいだったけど1キロが、今は1キロ2000円とかですね。あとは数の子と筋子ですね。今年は特に本当に円安のせいで仕入れが高いので全然もうけがないので売り上げは20~30%くらい減っています」
家庭で消費する物などの値動きを見る9月の「消費者物価指数」は、去年の同じ月を3%上回りました。
上昇は13カ月連続で31年ぶりの上げ幅です。
値動きが激しい生鮮食品を除いた食料では前年同月比で4.6%上昇。
これは1981年8月以来、41年ぶりの水準です。
個別に見ると、食用油が37.6%、食パン14.6%、からあげ11.3%などそれぞれ上昇しています。
また、エネルギー全体では去年の同じ月と比べて16.9%上がり、電気代が21.5%、ガス代は19.4%上昇しています。
「悪い円安」の原因について、テレビ朝日経済部の進藤記者は日本とアメリカの金融政策の違いをポイントに挙げます。
テレビ朝日経済部・進藤潤耶記者:「とりあえず、今の一番の大きな要因というは金利差、皆さん聞いたことあると思うんですけど『金利が低い日本』と『金利をどんどん上げていくアメリカ』。そうすると利回りが変わってくるので、どうしてもドルに皆お金を変えたがる、集めたがる、というところで円安が進んでいます。それが金利差による円安とドル高の要因」
日米の金利差が拡大し、円よりもドルで運用する方が有利になり、ドルが買われやすくなる…。それが、現在の円安になったと解説。
さらに、進藤記者はもう一つの原因を指摘。
テレビ朝日経済部・進藤潤耶記者:「大本は何だろう?原因は?と考えると日本の場合は賃金が上がらないと物価を上げられない、利上げもできないという日本の経済が弱いのではないか」
日本でデフレが続くなか、外国では物価と賃金が上がり、その結果「成長の格差」が円安という結果につながったといいます。
賃金がなかなか上がらないなか、上昇を続けるエネルギーや食料の物価。
テレビ朝日経済部・進藤潤耶記者:「このままの状況が続けばアメリカ次第だが155円、その先もある。私たちの生活に身近なものには少し遅れて影響が出てくる。今、円安が続いている価格がすぐ下がるとかは期待できない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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