ロシア 首都での動員完了宣言も信じない市民ら(2022年10月18日)
ロシアで大規模な国外脱出や抗議デモを引き起こしている「一部動員」を巡り、モスクワの市長が早々に動員の完了を宣言するなど政権側は事態の収束を図っていますが、市民の不安は高まっています。
首都モスクワでは17日、ソビャーニン市長が動員が完了したと発表しました。
しかし、市長に動員を終了させる権限はなく、多くの独立系メディアが「市長の言葉を信じるな」と警告する人権派弁護士の言葉を引用しています。
実際に多くの自治体では首長がノルマ達成を表明したのちに追加の動員が行われています。
動員を恐れて国外に避難しているロシア人男性はANNの取材に対し、「信じることはできない」と述べ、避難を続ける考えを示しました。
動員の終了には大統領令による停止の宣言が必要だとされますが、ペスコフ大統領府報道官は18日、「大統領令については現時点では何もない」と述べていて、波紋が広がっています。
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