「3年前に2人殺害した」容疑者宅に宿泊の女性が“新証言”札幌・女子大学生遺棄(2022年10月13日)

「3年前に2人殺害した」容疑者宅に宿泊の女性が“新証言”札幌・女子大学生遺棄(2022年10月13日)

「3年前に2人殺害した」容疑者宅に宿泊の女性が“新証言”札幌・女子大学生遺棄(2022年10月13日)

 札幌市で起きた女子大学生の遺体が遺棄された事件です。容疑者の自宅に泊まったことがあるという女性が男の新たな証言を告白。「3年前に2人殺害した」などと打ち明けられていたことが分かりました。

 容疑者の家に泊まったという女性。新たな証言を得ました。

 容疑者とみられる男性とSNSで知り合った女性:「いずれ捕まるだろうなと思っていた。思ったより早く捕まった印象」

 最後に届いたメッセージは、何を意味するのでしょうか。

 2週間前に届いたメッセージ:「人間、一度闇側になっちゃうと、なかなか光側に戻れないですよ」

 札幌市で起きた、女子大学生の死体遺棄事件。遺体で発見された大学生・瀬川結菜さん。その足取りが分かってきました。

 瀬川結菜さん:「友達と手稲(ていね)で待ち合わせをしている」

 今月3日、家族にそう告げ、小樽市内の自宅を出た瀬川さん。JR小樽駅からJR手稲駅へ向かい、改札を出た姿が確認されました。

 その後、自由連絡通路を通過して北口で降りていたことも分かりました。南口は小さいロータリーがあり人もまばらですが、瀬川さんが向かった“北口”は、かなり広々としています。目の前にあるタクシー乗り場も広いです。

 その姿が確認されたのが、3日の午前10時すぎ。瀬川さんは4日ごろに死亡したとみられます。3日夜まで瀬川さんの携帯電話には知人とのメッセージのやり取りがあったことが分かりました。

 その後、小野容疑者のものとみられるツイッターには…。

 小野容疑者とみられるSNS:「ちゃんと供養する。僕なんかを信じてくれて手伝わせてくれた人たちには感謝してる。1人増えて3人になった」

 真偽は分かっていませんが、その話を聞いていた人もいます。

 容疑者とみられる男性とSNSで知り合った女性:「結構頻繁にDMでやり取りしていたけど、『自殺志願者、死にたがっている人をお手伝いできる』と話していて、実際どんなものなのかなと思って話をしようと会った」

 4年前、悩みを相談するため、ツイッターで知り合った小野容疑者の自宅に泊まったという女性です。

 容疑者とみられる男性とSNSで知り合った女性:「玄関入って1DKみたいな部屋。部屋の奥にベッド、横にテーブルがあって。あとはぬいぐるみとか、ナイフ類とか結構ざらっと散らかっている感じ。物の多い部屋でした。(ナイフは)多分10本以上あって、サバイバルナイフとか戦闘用に使うような」

 容疑者の家を訪れたのが、4年前のこと。今年6月、ツイッターのダイレクトメッセージで再び連絡したところ3年前に2人を殺害したと打ち明けられました。

 小野容疑者とみられる男性と女性のメッセージ
 「私が遊びに行った家?いつ頃の話ですか?」
 「2人ですが、2人とも女性です。3年前です」
 「若い人ですか?対価とかもらって、やるんですか?」
 「2人とも本州の人でした。報酬はいらないけど、処理に掛かる薬品代だけはもらいましたよ。5万円もらいました」

 自殺志願者を睡眠薬で眠らせてから殺害し、遺体を遺棄したと話したそうです。

 容疑者とみられる男性とSNSで知り合った女性:「(容疑者)本人が『人生をいつでも終わりにしたい』みたいなこと言っていたけど、死体さえ見つからなければ殺人にはならないみたいなことを言っていて、しかも警察には捕まりたくないみたいなことを言っていたので、ちょっと自分勝手な人だなとは思った。実際に私も依頼しようと思ったけど、病んでるアカウントの人とも接触してみたりしてそうやって『何人もやった』って色んな人に言ってたみたいなんで、いずれ捕まるだろうなとは思っていた」

 自殺を思いとどまった女性。ただ話の信憑(しんぴょう)性は高いと受け止めていました。

 容疑者とみられる男性とSNSで知り合った女性:「『自分は人を殺したことがある』みたいなことを自慢げに話したりする人はいると思うけど、やり取りしてかなり細かいところまで言ってきたので、私は本当だと思った」

 気になるのは、その“理由”です。

 容疑者とみられる男性とSNSで知り合った女性:「快楽殺人という感じでやっているわけではないみたい」

 では、いったい何のために…。

 札幌市で起きた女子大生死体遺棄事件。小野容疑者から、3年前2人を殺害したと打ち明けられた女性は…。

 容疑者とSNSで知り合った女性「小野容疑者との会話では、快楽殺人という感じでは本人はやってるわけではないみたい。あくまで本人の了承を得たうえで小野さんに依頼してくる人が多いみたい『自殺幇助(ほうじょ)だとして人の役に立ちたい』みたいなことを言っていた」

 警察はSNSの真偽を含め、捜査を進めています。

 元埼玉県警の佐々木さんは今後の捜査のポイントをこう話します。

 元埼玉県警・捜査1課、佐々木成三さん:「嘱託殺人・自殺幇助と立証していくうえで何ら根拠はない。逃げるために犯行後そういった投稿をしたという可能性もゼロではない。ツイッターの投稿については参考にするけど証拠にはなりえない。(SNSでは)1つの情報が全く違った情報だったことも経験上よくある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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