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水際緩和で沸く観光地 一方コロナとインフル同時流行も懸念|TBS NEWS DIG
およそ2年ぶりとなる水際対策の大幅緩和、観光地ではすでに観光客の姿も多く見られます。今、懸念されているのはコロナとインフルエンザの同時流行です。
東京の浅草「浅草寺」。コロナの感染者数も減少傾向となり、活気が徐々に戻ってきています。
記者
「午後3時半過ぎの浅草です。外国人観光客を含め、多くの方でにぎわっています」
一時期はほとんどみられなかった外国人観光客の姿も。およそ2年ぶりに水際対策が緩和されたこともあり、商店主たちからはインバウンドによる売り上げアップに期待の声も聞かれました。
SOUVENIR SHOP 仲見世スズヤ 店員
「本当にうれしいです。東京オリンピックで期待して、すっかりがっかりしたので、ずっとこの日がくるのを、ずっと待ってました」
仲見世なかつか 店員
「ほんとに期待してますよ。いっぱい来てください。カムカムです」
きのうから始まった観光支援策の「全国旅行支援」に、コロナ禍で影響を受けたイベント事業を支援する「イベント割」。
秋の行楽シーズンで人の動きがより活発になりそうですが、今、懸念されているのが今年の冬に起きるかもしれない新型コロナとインフルエンザの「同時流行」です。
日本医師会 松本吉郎会長
「新型コロナとインフルエンザとの同時期の流行の懸念もあり、引き続き感染防止対策を継続していくことが重要」
日本と季節が逆のオーストラリアでは、去年確認されたインフルエンザの感染者は598人でしたが、今年は9月末までで、すでに感染者がおよそ22万人と爆発的に増えています。日本も同様に、ここ2年ほどインフルエンザの流行が起きていないことから、冬にかけて爆発的な流行が起きるのではないかと懸念されているのです。
都内のクリニックでは今月からインフルエンザの予防接種を始めています。懸念されているコロナとの同時流行についは・・・。
東京ビジネスクリニック 内藤祥医師
「南半球から北半球に、その、渡航者が運んでくるような形で、かなり多数のインフルエンザのウイルスが入ってきて、同様に流行を起こすのではないかというふうに予想されています。2つのワクチンをきちんと接種することは非常に大事だと考えています」
厚労省は今シーズン、過去最多となる7000万回分のインフルワクチンを供給する予定です。
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