震災で児童8人が犠牲となった小学校で追悼行事「今の日常に置き換えて考えてほしい」(2022年1月17日)

震災で児童8人が犠牲となった小学校で追悼行事「今の日常に置き換えて考えてほしい」(2022年1月17日)

震災で児童8人が犠牲となった小学校で追悼行事「今の日常に置き換えて考えてほしい」(2022年1月17日)

6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災から2022年1月17日で27年となります。神戸市中央区にある「東遊園地」では、追悼のつどいが行われています。

 会場では犠牲者を悼み約5000本の灯籠が灯され、「忘れない1.17」の文字がかたどられています。追悼のつどいにはこれまでに遺族ら約4000人が訪れて、祈りを捧げました。

 (当時1歳の長女を亡くした50代男性)
 「子どもの声が聞こえていました。でも助けてやることができなかった」
 
 (母親が現在も行方不明の60代女性)
 「母です。『亡くなったんやろね』という感じやね。遺体も見つかっていないし、骨のかけらも見つかっていない、行方不明のままなんです。自分の中ではあいまいな感じ。震災の2日前に電話でしゃべったのが最後ですので。その時に戻れるのなら」

 一方、児童8人が犠牲になった芦屋市の精道小学校では追悼式が行われました。

 (追悼式で話す当時小学6年生だった森洋樹さん)
 「ぜひ今の皆さんの日常に置き換えて考えてほしいと思っています。命を大切にするということでは自分や家族、周りの友達を大切にできているかということ」

 発生から27年が経ち、震災を知らない世代も増えました。あの日起きたことを、次世代にどうつないでいくか。改めて考える1日となります。

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