『緩和と円安』で外国人客の爆買いに期待「免税対応や高級品の品揃え強化で備える店」（2022年10月11日）

『緩和と円安』で外国人客の爆買いに期待「免税対応や高級品の品揃え強化で備える店」（2022年10月11日）

１０月１１日から、空港などで行われている新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和され、訪日客の増加が予想されます。空港や街の様子を取材しました。

　１０月１１日から、１日５万人としていた入国者数の上限が撤廃され、訪日観光客の個人旅行も解禁されるなど、制限はほぼコロナ禍前の状態に戻った形となりました。関西空港国際線の到着ロビーは１１日朝から大きな荷物を持った海外からの人たちでにぎわいました。

　（アメリカから来た人）
　「日本に来るのは初めてなんです。今まで来たことがないのでとても興奮しています。水際対策緩和の初日ですし圧倒されています。（Ｑ何が一番楽しみ？）一番楽しみなのは日本食を日本で食べることです」
　「３回、日本に来ようと計画していたんです。コロナの間。今、日本がようやく規制緩和されたので来ることができました。本当にうれしいです」

　（ハンガリーから来た人）
　「３週間いるつもりです。京都・奈良・東京・富士山が行きたいリストです。（Ｑ今日から規制緩和と知っていた？）もちろん。ニュースをよく見ていました。ネットもチェックしてずっと待っていました。なのでようやくです」

　（韓国から来た人）
　「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに２日間。マリオ！」

　外国人観光客の増加を見越して準備を進めているところも。大阪・難波の高島屋大阪店ではコロナ禍で減らしていた免税カウンターを増やしました。徐々にインバウンド客も戻りはじめ、また円安の影響もあってブランドのバッグや時計などが人気だといいます。

　（高島屋大阪店　袁正記さん）
　「元々１台をだったところを２台に増やしまして、お客さまを受け入れる体制を整えています。お客さまの動向を見ながら、さらに免税カウンターを拡大していこうかと検討しています」

　京都・四条河原町にある家電量販店「エディオン京都四条河原町店」も外国人観光客の増加による“爆買い”に期待を寄せています。

　（エディオン京都四条河原町店　戸崎健太マネージャー）
　「免税対応の案内を店内の至るところに増やしまして、外国人の観光客がお店に入っていただけるような対策をしています」

　レジ周りなど店内のあらゆる場所に新たに設置された免税対応の案内。実はこちらの店はオープンしたのがコロナ禍真っ只中の去年５月だったこともあり、これまで外国人観光客が大勢訪れるということはありませんでした。そのため、今回の水際対策緩和を受けて、フロアの案内板や商品説明の張り紙などに外国語表示を増やすなどの対応を始めています。さらに外国人向けに充実させたのは家電ではなく…。

　（エディオン京都四条河原町店　戸崎健太マネージャー）
　「観光客が増えることを見込んで今回新たにキャリーバッグを導入しました」
　「高級時計コーナーになります。インバウンドのお客さまが増えますので、円安効果で高級時計の売り上げが増えることを期待しています」

　円安を追い風にしようとブランド物の品揃えを強化しているということです。

　（エディオン京都四条河原町店　戸崎健太マネージャー）
　「京都は観光のお客さまが多い街と認識していますので非常にチャンと捉えています。多くの方にお店に足を運んでいただいて、お買い物していただけることを期待しています」

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