IR誘致の是非問う『住民投票』をする?しない?議会採決へ 集まった署名は約20万筆(2022年7月28日)

IR誘致の是非問う『住民投票』をする?しない?議会採決へ 集まった署名は約20万筆(2022年7月28日)

IR誘致の是非問う『住民投票』をする?しない?議会採決へ 集まった署名は約20万筆(2022年7月28日)

大阪府議会では、IR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致についての住民投票を実施するかどうか、7月29日に採決が行われます。約20万人の府民の思いは届くのでしょうか。

 今年5月、大阪府内ではIR誘致の賛否を問う住民投票を実現させるため、市民が署名集めに奔走していました。各市町村の選挙管理委員会が精査した結果、集まった署名の数は19万2773筆で、必要な“府内有権者の50分の1”を上回ったため、7月29日に大阪府議会で住民投票を実施するかどうかの採決が行われます。

 議会では、採決の前に市民による意見陳述の場が設けられていて、事務局長の山川義保さんが意見を述べる予定です。

 (住民投票をもとめる会 山川義保事務局長)
 「大阪府民の声を代表して喋る。署名が集められたという事実とその思いを伝えたい。議員の皆さんにわかっていただきたい」

 IR誘致をめぐっては、これまでも住民投票を実施するかどうか、各地の議会で審議されてきました。和歌山市では「住民投票は行わない」という結論に至りましたが、議論は4日間にわたって行われました。

 しかし大阪府議会では7月29日に1日議論を行って採決をすることになっています。

 (住民投票をもとめる会 山川義保事務局長)
 「しっかりとした議論を尽くすことがなぜ大阪府議はできないのか。それが私たち大阪府民を代表する府議会かということを強く問いたい。これは住民投票運動の直接請求が持つ趣旨が議員の皆さんに伝わっているのか。首長として受け止めているのか」

 大阪府の吉村洋文知事は「反対派の意見に耳を傾ける」としながらも、住民投票の実施には後ろ向きな考えを示していて、大阪府議会は“IRを誘致したい”意向を持つ大阪維新の会が過半数を占めています。

 7月29日、府民約20万人の思いは議会に届くのでしょうか。

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