「涙出るほど嬉しい。やっとトンネル出た」ガラガラだった京都にあふれる修学旅行生(2022年5月18日)
コロナ禍で観光客の姿が消えていた京都の街に、今年は大勢の修学旅行生が訪れています。去年やおととしは悲鳴を上げていた土産物店や旅館に現在の状況を聞きました。
初めて緊急事態宣言が出された2年前、観光客の姿が京都の街から消えました。この状況は、1年後も変わりませんでした。
(瓢箪屋・店主 大井秀民さん 去年)
「普段はめちゃくちゃ期待しているときなんですよ。去年もあかんかったし、もう泣きそうですよ」
ところが現在はというと、ガラガラだった世界遺産・清水寺に続く参道に、制服を着た学生の姿が戻ってきていました。
(中野広大アナウンサーリポート 5月18日)
「清水坂に来ています。コロナ禍で人出がかなり少なかったんですけれども、道が修学旅行生で埋め尽くされています。奥まで見えない、先まで人でいっぱいです」
緊急事態宣言で一時は閉鎖されていた清水坂の駐車場も、観光バスから続々と修学旅行生たちが降りてきていました。
(山梨からの修学旅行生)
「(Q人の混み具合はどう?)いっぱいいてびっくりしました」
(兵庫からの修学旅行生)
「すごく嬉しいですね。(Q修学旅行に行けると思っていた?)いや思っていなくて。1年生2年生の時もどこにも行けなくて、3年生になって初めて遠いところに来られたので良かったです」
飲食店や土産物店にも大勢の人が戻ってきていました。悲鳴をあげていた土産物店からは、このような声が聞かれました。
(瓢箪屋・店主 大井秀民さん)
「よくぞ来ていただきましたということで、ほんまにもう涙出るくらいうれしいですよ。今まではずっとね、長い長いトンネルの中に入らされていて、緊急事態宣言やまん延防止措置で。やっとトンネルから外に出て『ハ~ッ』ってホッとしてるねん。もうトンネルには入りたくないですね」
京都市東山区にある創業約100年の旅館「ギオン福住」。2年前、緊急事態宣言が出される中、取材に応じてくれました。毎年1万人ほどの修学旅行生がこの旅館を利用していたのですが、予約はすべてキャンセルか延期になり、休業を余儀なくされました。
(ギオン福住 山田周蔵社長 おととし5月)
「×をつけているところがキャンセル、および延期になったところです。6月は予約の状況が良くて、30日間まるまる修学旅行の予約が入っておりましたが、こちらもキャンセルおよび延期」
では、今年はどうなのか?5月18日、再び社長に話を聞きました。
(ギオン福住 山田周蔵社長)
「今年は正常に動いていまして、コロナ前と同じような状況で大勢お越しいただいております」
ホワイトボードにびっしりと書かれた学校名。7月中ごろまで修学旅行の予約で満室です。ただ、この動きも夏までのもの。一般の観光客にも来てもらえるよう、GoToトラベルの再開などを切望しています。
(ギオン福住 山田周蔵社長)
「修学旅行が動いている現状と一般旅行の需要が、少しかい離しているのかなと感じております。まだまだ感染状況が不安定で、今が過渡期になってくるのではないかなと」
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