【速報】全土に75発のミサイル攻撃 41発を防空システムで撃墜 ウクライナ国防省(2022年10月10日)

【速報】全土に75発のミサイル攻撃 41発を防空システムで撃墜 ウクライナ国防省(2022年10月10日)

【速報】全土に75発のミサイル攻撃 41発を防空システムで撃墜 ウクライナ国防省(2022年10月10日)

 ウクライナの首都キーウ中心部で複数の爆発があり、少なくとも8人が死亡し、24人がけがをしました。8日に発生したクリミア大橋の爆発への報復なのでしょうか。

 10日に首都キーウで起きた惨状です。

 複数の地域で黒煙が上がり、道路では人が倒れた姿もあります。

 ウクライナ侵攻初期にはあったキーウに対するミサイル攻撃ですが、ここまでの被害は数カ月ぶりと思われます。

 CNNテレビ:「ウクライナからです。首都で2つの爆発があったということです」

 記者:「(Q.ロシアは民間への攻撃を続けていますが?)その通りです。ここ1時間以内にキーウのチームによると、現地時間午前8時15分と20分に首都に対する2つの攻撃があったということです。キーウにロシアのミサイルが着弾するのは珍しいことです」

 キーウ在住のボグダンさんによりますと、爆発音を聞いて地下の防空壕に避難したといいます。

 キーウ在住、ボグダン・パルホメンコさん:「午前8時20分くらいに大きな爆発がして目が覚めた。その後に立て続けに3つくらい爆発がありました。その後は2、3時間くらい定期的に爆発が起きていて、ほんの5分前も2発の大きな爆発が聞こえました。多分、数カ月ぶりだと思います。キーウの中心地が攻撃されてしまって、僕の身近なところで爆発が起きて、知り合いの軍人からきのう晩、きょうの朝、連絡があって、『早く防空壕(ごう)の方に逃げろ』というような連絡があって、こういう連絡は半年ぶり。非常にショックです。ここまで起きないと思ってましたから。今までプーチンは『キーウを自分のものにしたい』という気持ちが…クリミア大橋の攻撃の影響で多分それが駄目だと彼は判断して、自分のものにならないのであれば攻撃しようということで、きょうの攻撃があるのではないかなと市民の間で話してます」

 先日に起こったクリミア大橋での爆発と関係はあるのでしょうか。

 キーウ市内の橋がミサイル攻撃を受ける瞬間の映像。

 ウクライナ国防省によりますと、10日、ウクライナ全土に75発のミサイルが撃ち込まれ、うち41発を防空システムで撃墜したといいます。

 ゼレンスキー大統領:「ロシア軍はパニックと混乱を狙い、我々のエネルギーシステムを破壊しようとしている。救いようがない奴らだ。そして次の狙いは『人』だ。ロシアはできるだけ多くの損害を与えるため、このような(朝の)時間帯を狙った」

 キーウで攻撃から逃れた市民は公園にけが人などを運んでいました。

 地元メディアによりますと、またウクライナ西部などでも攻撃があったとされ、多数の犠牲者が出ていると伝えられています。

 ゼレンスキー大統領は、この攻撃を受けて声明を発表しました。

 ゼレンスキー大統領:「空襲警報がウクライナ全体で鳴りやみません。ミサイルが飛んで来ます。残念ながら死者と負傷者がいます。避難所からは離れないで下さい」

 筑波大学・東野篤子教授:「エネミーアタック。敵側からの攻撃だろうということは特定しているので、何かの事故ではなく明確にロシアからの攻撃である、ここまでは分かっています。今までロシア軍とウクライナ軍の直接の対決がなかった都市にも、このように一気に攻撃が加えられたということは、クリミア大橋の爆破に対する意趣返しという趣旨があると考えられる」「(Q.今後エスカレートするか?)仮にクリミア大橋に対する意趣返しだとすると、ここで収まるとは思いません。東部、南部で有効な反撃がロシアとしてはしにくい状況。であれば今まで攻撃してこなかった都市に触手を伸ばしてきて、今までやってこなかったタイプの攻撃を行う。これが考えられるのではないか」

 アメリカCNNテレビでは、キーウにある子どもの遊び場でも攻撃があったとして、これまでに合わせて4回の爆発を確認と伝えています。

 現地記者:「10秒ほど前に2回の大きな爆発がありました。はっきりと音が聞こえました。ロシア軍によるミサイル攻撃なのか、防空システムによるものなのか分かりません。ウクライナの首都キーウはミサイルによる攻撃が相次いでいます。たくさんのミサイルを迎撃しているのか、首都に直撃があったかです。そういったパターンが午前中ずっとみられます。キーウの他の地区でも攻撃を受けています」

 首都キーウの中心部で複数回の爆発があり、少なくとも5人が死亡し、12人がけがをしました。

 キーウの爆発現場の近くにある日本大使館の施設では今のところ被害は確認されておらず、大使館員全員の安全が確認されているということです。

 他にもドニプロ、テルノーピルやリビウなどウクライナ各地で爆発が確認されています。

 キーウ在住、ボグダン・パルホメンコさん:「色んな所で爆発が起きていて、中心部がすべて交通規制されて車が走れないようになっています。キーウ州からつながる道はすべて閉鎖されて中に入れないような出られないような状況になっています。プーチンの誕生日(10月7日)に大きな攻撃があるのではと言われていたが、そこで大きな攻撃はキーウにはなくて今、このタイミングでそれが起きている状況。報復攻撃に間違いない」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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