一連のミサイル発射を北朝鮮メディアが大々的公開 驚きの注目点が(2022年10月10日)
北朝鮮の機関紙は先月から断続的に発射したミサイルについて初めて写真を公開し、「戦術核の運用訓練を行っていた」と明らかにしました。
たばこを片手に妻・李雪主(リ・ソルジュ)夫人とともに耳をふさぐような仕草をする金正恩総書記は、ミサイル発射を見守ったといいます。
モニター画面を見つめている金総書記。画面には北朝鮮から日本列島を横切る線が…。
10日、北朝鮮メディアは4日に日本列島上空を通過したミサイルについて「新型の地対地中長距離ミサイル」だったと明かしました。
弾道ミサイルの発射訓練は、アメリカ軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」の日本海への展開を受けて実施が決まったとしています。
かつてない頻度でミサイル発射を繰り返す北朝鮮。先月25日から今月9日までに7回、12発のミサイルを発射しています。
北朝鮮メディアによりますと、これらは戦術核運用の訓練だったというのです。
軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏:「例えば北朝鮮から見たら宿敵であるアメリカ。その中心部、ニューヨークとかワシントンとかを攻撃する核兵器を戦略核。それに対して、地域で軍事作戦上使う核で戦術核。北朝鮮の今回、言っている戦術核というものは、基本的には韓国を攻撃する短距離の核ミサイルを意味します」
10日は北朝鮮にとって重要な記念日である「朝鮮労働党創建記念日」です。
2020年には金総書記が演説で涙ながらに国民に感謝と謝罪を述べるなど異例尽くしとなりました。
軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏:「パレードの準備の情報はないですよね。パレードをやる場合は事前に集めたりするので、それの情報はないので。色々、趣向を変えてやってくることはあるので。北朝鮮は何かしたらやってくるのは予想されたこと」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く