【謎の物体】3メートルのマンボウ? 打ち上げられた“白い物体”正体は…(2022年10月7日)
北海道釧路市の砂浜に打ち上げられた大きな白い物体…。一体これは…。
漁港近くの砂浜には、白い巨大なマンボウが打ち上げられています。少し膨らんでいるようにも見えます。大きさは、およそ3メートルとみられます。
近隣住民:「いや、マンボウが打ち上げられたことはないけど。前はクジラとかもそっちの端の方に…」「(Q.見てどう思った?)かわいい!」
「かわいい」を連呼するお子さんはマンボウの前で記念撮影。
一体なぜ、マンボウが北海道に。専門家に聞くと、とんでもないことが発覚。
海とくらしの史料館特任マンボウ研究員・澤井悦郎さん:「そもそも打ち上げられたのは『マンボウ』ではなく『ウシマンボウ』ですね。ざっくりしたイメージだとヤマネコとイエネコぐらい違うんじゃないか。『マンボウが…』って言わないで欲しい」
日本唯一のマンボウ博士・澤井さんによると、ウシマンボウは生物学上はマンボウとは別の種類の魚だそうです。
赤い矢印部分、頭部や下あごが隆起していて、体の後ろ部分が丸いという違いがあります。腐敗して膨らんでいるようにも見えますが、それも元々の体形だといいます。
実は12年前、澤井さんの研究チームが発見。名付け親でもあるそうです。
ウシマンボウの死骸は7日午後、重機を使ってトラックに載せられ運ばれていきました。
そもそも北海道に出現すること自体も珍しく、骨格標本にしてもかなりの価値が…。
海とくらしの史料館特任マンボウ研究員・澤井悦郎さん:「そもそもウシマンボウ自体が、あまり知られていないので、あれの骨格標本が調べられるなら私も北海道に行きたいですね。私も、金銭感覚的には分からないですけど、数百万円ぐらいはしてもいいんじゃないでしょうか?」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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