ミサイル『いざという時どうすれば?』公園なら遊具の中・ベンチ下…頭部守るよう推奨(2022年10月6日)

ミサイル『いざという時どうすれば?』公園なら遊具の中・ベンチ下…頭部守るよう推奨(2022年10月6日)

ミサイル『いざという時どうすれば?』公園なら遊具の中・ベンチ下…頭部守るよう推奨(2022年10月6日)

北朝鮮のミサイルにどのように備えれば良いのでしょうか。

 10月4日に続き6日の朝にも北朝鮮から相次いで2発の弾道ミサイルが発射されました。防衛省などによりますと、2発のミサイルは午前6時1分ごろから23分ごろまでの間に北朝鮮内陸部から東の方向に発射され、北朝鮮の東岸付近および日本海に落下。いずれも日本のEEZ(排他的経済水域)の外だったとみられます。

 挑発行為を続ける北朝鮮に対して、国連でも日本時間の6日朝に緊急会合が開かれました。ただ会合では、アメリカやヨーロッパと中国・ロシアの意見が対立し、一致した対応は取れませんでした。

 (石兼公博国連大使)
 「統一的な意志を表明することができなかったということは誠に残念でありますし、遺憾に思うところであります」

 今年に入って北朝鮮からミサイルが発射されたのは24回とかつてない頻度です。緊張感が高まる中、政府は海上のイージス艦と陸上に配備されたPAC-3で迎撃できるとしていますが、万が一、日本に着弾する場合、どう行動したらいいのでしょうか。

 ミサイルが日本の領土領海に落下するおそれがある場合や通過する場合などに使われるのがJアラート(全国瞬時警報システム)です。2007年から運用されていて、時間的余裕が無い有事において、対象エリアの自治体の防災無線やスマホへの緊急速報メールなどを通して情報を伝達します。

 実際のケースを見ると、10月4日の場合、午前7時22分にミサイルが発射されました。その5分後の7時27分にJアラートが出ましたが、7時28分から29分ごろには青森県上空を通過していたといいます。Jアラートから日本の上空通過までわずか1~2分しかありませんでした。

 政府は弾道ミサイルが落下した場合にとるべき行動として、屋外であれば近くの建物の中か地下に避難、屋内であれば窓から離れるか窓のない部屋へ移動するなどと、それぞれのケースに分けて速やかな避難行動を呼びかけています。建物などがなければベンチの下や公園の遊具の中に身を隠すなどして頭部を守るよう推奨しています。

 神奈川県は弾道ミサイル落下時の行動について動画を公開しています。

 【神奈川県の動画より】
 「屋外にいる場合には、近くのできるだけ頑丈な建物に避難してください」
 「近くに適当な建物がない場合は、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってください」

 また、国民保護法に基づき、都道府県知事や政令市長が「緊急一時避難施設」を指定しています。

 神戸市は「さんちか」など市内の施設344か所(うち地下施設47か所)を緊急一時避難施設に指定。

 大阪市では市内で607か所(うち地下施設103か所)が指定されています。大阪市阿倍野区にある学校の地下1階に造られた体育館。鉄筋コンクリート製で耐震・耐火構造になっていて約2000人の避難が可能です。倉庫には大阪市が管理する食料なども備蓄されていました。

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