【犯行瞬間】譲渡会で犬と触れ合う様子も…合図で募金箱盗む(2022年10月5日)

【犯行瞬間】譲渡会で犬と触れ合う様子も…合図で募金箱盗む(2022年10月5日)

【犯行瞬間】譲渡会で犬と触れ合う様子も…合図で募金箱盗む(2022年10月5日)

 合図とともに募金箱を盗む、犯行の瞬間です。

 保護犬や保護猫を新しい飼い主と結び付けるイベント「譲渡会」。先月、名古屋市内にあるショッピングセンターで行われていた時の映像です。

 現れた若い2人の男。ひそひそと話をしたり、キョロキョロと周囲を見回してみたり…。

 犬と触れ合う様子も“心ここにあらず”といった感じでどこか不自然です。突然、息を合わせたように急ぎ足でこの場を立ち去った2人。

 出入り口付近に置いてあった「募金箱」と大切なものが盗まれました。

 白い服の男の視線の先にあるのは奥で対応しているスタッフ。バックヤードに行ったのを確認し、手を上げて合図を送ると、もう1人の黒い服の男が募金箱を盗んでいきました。窃盗事件です。

 運営するNPO法人では、募金箱の中にはおよそ6万円程度が入っていたのではないかとみています。しかし、盗まれたのは6万円以上のものでした。

 わんにゃんさとおや会・向井正男マネージャー:「皆さんの気持ちのこもったご寄付・ご支援というのが募金箱だと思います。そういう気持ちのこもったものを盗んでいったというのは、お金を盗んだことより(罪は)重いと思っています」

 日本では、年間2万4000匹もの犬や猫が殺処分されています。250匹の犬や猫を飼育しているこの団体では、毎月赤字経営ながら「譲渡会」を通じて60から70匹を新しい家族として送り出しているそうです。

 盗まれやすい出入り口付近に募金箱を置いていた理由は…。

 会場に足を運びながら引き取ることができず、後ろ髪をひかれる思いで帰る際に活動に役立ててほしいという気持ちで最後に募金に応じてくれる人が多いからだといいます。

 わんにゃんさとおや会・向井正男マネージャー:「保護されている子たちへのご支援とかね、色んな気持ちがこもって頂いたものを盗まれてしまって、本当に申し訳ないと思っています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事