青森県民「地下がなく避難してと言われても…」函館の観光客「道外から来ていたから余計怖かった」北朝鮮ミサイル発射｜TBS NEWS DIG
ミサイルが上空を通過した青森県では、政府へ対応を求める声も上がっています。
青森県によりますと、午前10時までに被害の情報は入っていません。また、操業中だった漁船25隻の安全を確認しています。
当時操業中だった漁船の甲板長
「携帯の電波が入ってきたら、そのこと（ミサイル発射）を聞いたのでびっくりしました」
一方、安全確認のため東北・北海道新幹線などが一時運転を見合わせるなど、交通機関に影響がでました。
北朝鮮のミサイルが日本上空を越えて太平洋上に落下するのは2017年9月以来で、県民から政府に対応を求める声が聞かれました。
青森県民
「アパートに住んでいて地下がないので避難してと言われても、どうしたらいいか」
「制裁までとはいかなくても（政府には）毅然とした態度をとってほしい」
第二管区海上保安本部は太平洋に巡視船を出し、ミサイルの残骸などがないか調査しています。
北海道でも、太平洋側の自治体で動揺が広がりました。
根室市の防災無線
「北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます」
漁業者
「海にミサイルが来るのは、生活にも影響が出るので懸念材料だ」
観光客でにぎわう函館市では…
観光客
「逃げるところも分からない。道外から旅行に来ていたから余計に怖かった」
北海道の鈴木直道知事は午前10時すぎに緊急の会議を開き、北海道内で被害の情報がないことを確認しました。
一方、新ひだか町では、Jアラートと自動的に連動して情報を知らせるはずの防災無線が使われませんでした。
町によりますと、機材の故障により手作業で操作することにしていましたが、ミサイルが北海道を通過したため町内に落下する危険性はないと判断し、使用を見送ったということです。
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