“影武者”疑惑の秋葉復興大臣 被災地視察キャンセルで批判｜TBS NEWS DIG
「4人目のドミノ」となってしまうのか。国会では、野党側が秋葉復興大臣への追及を強め、岸田総理に更迭を迫りました。
立憲民主党 源馬謙太郎衆院議員
「総理大臣がご決断されて、交代させた方が良いんじゃないですか？もう復興大臣の職務を果たせないわけですから」
「復興大臣の職務を果たせない」…野党が総理にこう迫ったのには、理由があります。
秋葉氏はきのう、福島県大熊町にある原発事故の中間貯蔵施設や浪江町の震災遺構の小学校などを復興大臣として視察する予定でしたが、金曜日になって急遽、取りやめを発表したのです。
その理由とは…。
秋葉賢也復興大臣
「国会でいろいろな質問が集中したことから、国会での審議において、丁寧に説明をさせていただく必要があると考え、日程の変更をお願いさせていただいている」
立憲民主党 源馬謙太郎衆院議員
「復興大臣が被災地の視察、これ大事な公務だと思いますよ。それを国会で答弁の準備に充てると、そもそも大臣としての資格がないんじゃないですか」
野党側は激しく反発。岸田総理に更迭を迫りましたが…。
岸田総理
「復興大臣としての職務も大事、説明責任を果たすことも大事。説明責任を大臣として果たす、このことについても、全力で取り組んでもらいたいと考える」
また、野党側は秋葉大臣が代表を務める自民党支部が、去年、旧統一教会の関連団体に「会費」として2万4000円を支払っていたことを質しましたが、秋葉大臣は、「本来は会費でなく、雑誌購読料として計上するべきミスだと判明した。本日、修正の手続きを行う」と主張しました。
さらに、秋葉氏の次男がタスキをかけて選挙活動を行った“影武者”疑惑についても…
秋葉賢也復興大臣
「2番目の次男が、私に最も似てるということをよく言われるもんですから。すぐに外したということを伺っているところでございます」
秋葉大臣をめぐり渦巻く数々の疑念。国会の会期末が来月10日に迫るなか、総理周辺は、すでに辞任した3人に続く「4人目のドミノ」に警戒感を高めています。
総理周辺
「今、秋葉大臣が辞めれば、救済新法も間に合わない」
与党幹部
「なんであんなに脇が甘いのか。もう、もたなそうだね」
政権運営は厳しさを増しています。
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