吉野家「牛丼・並盛」22円値上げ くら寿司から「100円寿司」消える 10月値上げラッシュ「6700品目」|TBS NEWS DIG
10月は今年最大の値上げラッシュとなり、およそ6700品目の食料品価格が引き上げられます。円安や原材料高で外食でも値上げが相次ぎましたが、格差を拡大させているとの指摘も出ています。
きのう、100円寿司の歴史に幕を下ろしたのは、回転ずしのくら寿司です。税込み110円のメニューを115円に値上げし、きょうを迎えました。
上村彩子キャスター
「開店から1時間経ちました。このように待っている方が42組と、値上げ初日にもかかわらず大盛況となっています」
創業以来45年ぶりの大幅な価格改定。店側は人気アイドルにからめたキャンペーンで集客には成功しましたが、客は価格に敏感でした。
客
「うちは家族が多いので5円でも大きい、重なれば」
客
「メニュー選ぶときどっちにしようかなと」
円安や原材料高の影響をうけた苦渋の値上げ。外食産業で相次いでいます。
牛丼チェーンの吉野家はきょう午後2時、「牛丼・並盛」を22円引き上げました。マクドナルドもきのう、今年2度目となる値上げに踏み切っています。
10月は各社がビールの出荷価格を最大10%程度上げるなどし、食料品の値上げは6699品目におよびます。今回の値上げ、ほとんどの企業が「円安による輸入物価の上昇が要因」だと話しています。
専門家は1ドル145円の円安水準が続けば、家計への負担は年間8万1千円増えると試算しています。
上村彩子キャスター
「Q.生活必需品の値上げによってどんな影響があるか?」
みずほリサーチ&テクノロジーズ 酒井才介主席エコノミスト
「収入に対する生活必需品の割合が低所得の人はどうしても高くなるので、低所得者の人にとっては消費税率3%引き上げを上回るようなインパクト」
一方、年収1000万円を超える世帯では、負担の増加は1%以下。格差が広がると指摘します。
みずほリサーチ&テクノロジーズ 酒井才介主席エコノミスト
「これは分配と成長を掲げる岸田政権にとって大きな逆風」
では、物価高はいつまで続くのでしょうか?
みずほリサーチ&テクノロジーズ 酒井才介主席エコノミスト
「あと1年は物価高が我々の生活を直撃し、消費が下押しされてしまう状況が続くと見ている」
物価高への対症療法的な対応が目立つ岸田政権。あがらない賃金をどう引き上げていくのか?より抜本的な対策が求められます。
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