国税元職員と証券会社元社員に懲役4年求刑 持続化給付金詐欺グループの裁判|TBS NEWS DIG
持続化給付金の不正受給事件の裁判で、詐欺の罪に問われた東京国税局の元職員ら2人に検察側は懲役4年を求刑しました。
東京国税局元職員の中村上総被告(24)と大手証券会社元社員の中峯竜晟被告(28)は、おととし7月、コロナで売り上げが減った個人事業主であるとウソの申請をし、国の持続化給付金あわせて700万円をだまし取った罪に問われています。
きょう東京地裁で開かれた裁判で、検察側は2人について「詐欺グループのなかで持続化給付金を効率よく不正受給するために中核的な役割を担った」「給付金制度自体に影響を与える犯行で、被害は金銭的なものにとどまらない」と主張し、懲役4年を求刑しました。
一方、弁護側は「2人は、詐欺の実行としては従属的な立場で、不正受給で得た利益は国に返金した」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。
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