「目隠しで」ロシアがスパイ容疑で日本の外交官拘束(2022年9月27日)
ロシア外務省が在ウラジオストク日本総領事館の外交官の男性をスパイ容疑で拘束したと発表しました。林外務大臣は男性が目隠しをされたうえ、頭などを抑えられ連行されたなどとして、ロシア側に正式な謝罪を求めました。
ロシア外務省は、ウラジオストクにある日本総領事館の男性領事をスパイ容疑で拘束したことを明らかにしました。
「ペルソナ・ノン・グラータ=好ましくない人物」。ロシア政府は、男性領事をそう表現。
48時間以内にロシアから出国するよう通告しました。
日本政府は、男性領事が違法行為をした事実はないとして、ロシア政府に抗議しました。
林芳正外務大臣:「終始、目隠しをされたまま、両手および頭を押さえ付けられた。身動きが取れない状態で連行されたうえで、威圧的な取り調べを受けており、ウィーン条約および日ソ領事条約の明白かつ重大な違反であり、決して受け入れられません」
拘束される女性。
プーチン大統領が部分的な動員令を出して以来、戦争が誰にとっても現実味を帯びてきました。
連日、各地で動員に反対するデモが発生。
別れを惜しむ新婚カップルは、夫は徴兵され、この日入隊することになったといいます。
こんな時、聖職者は何を言うのか。
ロシア正教会のトップ・キリル総主教は、プーチン大統領と親しいことで知られています。
ロシア正教会・キリル総主教:「自分の義務と使命に忠実な人がもし戦死すれば、その犠牲がその人のすべての罪を洗い流してくれるだろう」
ウクライナとの戦争で死亡したロシア兵は、すべての罪が清められるというのです。
しかし、国境付近は大渋滞。
国境を接するフィンランドには、大勢のロシア人が詰め掛け、入国者数は過去最多を記録しました。
ロシア東部のイルクーツク。入隊事務所で徴兵委員が銃撃されました。発砲したのは、25歳の無職の男。
母親を取材した地元メディアによると、男は親友に招集令状が届いたことで動揺していたといいます。また…。
ウラル地方にある学校でも、銃の乱射事件が発生。子ども11人を含む17人が死亡し、負傷者は24人に上っています。
巻き込まれた生徒:「机の下に隠れました。足の震えが止まりませんでした」
現場にいた女性:「何人もの子どもたちが目の前で運ばれていくのを見ました」
発砲したのは30代の男で、この学校の卒業生。ナチスのシンボルマークが書かれたシャツを着ていて、現場で自殺したと伝えられています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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