岸田総理大臣 15日夜APECへ出発 日中首脳会談 16日開催で調整(2023年11月15日)
岸田総理大臣はAPECに向けて15日夜、出発します。16日に中国の習近平主席と1年ぶりとなる首脳会談を行う方向で調整に入っています。
習近平主席には部下から都合の悪い情報が上がらないと指摘されるなかで、今回の首脳会談は、岸田総理が日本の立場を直接伝える重要な機会となります。
松野官房長官:「(APECでは)自由で開かれた貿易投資の推進に加え、サプライチェーンの強靭(きょうじん)化やデジタル技術、気候変動対策といった重要課題について積極的に議論を牽引(けんいん)していく」
会談で岸田総理は日本産水産物の禁輸措置の即時撤廃を求めます。
すぐに結果が出る可能性は低いものの、官邸幹部は禁輸撤廃に向け「やり方はあると思う」と話しています。
総理周辺は「中国は本音では日本と対話したいはずだ」と見ていて、トップ同士の直接対話を今後も継続したい考えです。
中国に言うべきことは言いつつも緊張を緩和して関係を安定させるという、岸田総理には二律背反ともいえる外交手腕が問われることになります。
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