【物議】「公務員がコンビニでアイス」と苦情…“カスハラ”の歯止め必要(2022年9月26日)
ある日、東京都内の区役所に「職員がコンビニの前でソフトクリームを食べてます」という電話が入りました。
時刻は午後1時すぎ、電話の主は区役所の職員が仕事をさぼっていると思ったのか、告げ口するような口調だったといいます。
ただ、指摘された職員は、さぼっていたわけではなく、正午から1時間、窓口での対応などを行った後、午後1時から遅い昼休憩を取っていたのです。
経緯を区役所の関係者がSNSに投稿すると、たちまち反響がありました。
ツイッターから:「休憩中に何を食べようと勝手」「どんどん食べて下さい」
問題の電話については、客の立場を利用し、店などに過剰なクレームを入れるカスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」ではないかという声も上がっているということです。
街の人に、話を聞いてみました。
20代女性:「業務中じゃないのにもかかわらず、そんなことで区役所に電話してたら、大事な他の業務に支障が出るから、いちいちそんなことで連絡するのもどうかと思う」
50代女性:「想像力の欠如と、よっぽど暇なんだなと思いました。そんなの付き合ってたら身が持たないと思うので、気にしなくていい」
職員を擁護する声が上がる一方、無用のトラブルを避けるためには、誤解を受けない行動を取るべきとの意見もありました。
ネット上の声から:「定年まで安定が保証されているという意味で、公務員はうらやましがられる職業です。制服などで身元が分かる場合に職場外に出る時は、看板を背負っていると思って、見られている意識を持つことは必要だと思います」
専門家は、公務員が「カスハラ」の対象になりやすく、何らかの歯止めが必要だと話します。
日本ハラスメント協会・村嵜要代表理事:「税金で生活しているところがあるし。職員は色々なことを我慢しないといけないというような間違った方向で捉えられている方は、一定数いるんじゃないかと思います。カスタマーハラスメントを明確に法律で規制されていない段階なので、現場の市役所さん、区役所の職員さんというのはサンドバッグになっているような状態。サービスの範囲を超えると思われる内容には、対応できかねますと、はっきりと伝えてお引き取り願うと。一律の対応方法というのを対策として、ある程度作ったほうがいい」
(「グッド!モーニング」2022年9月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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