巨大な火の玉がパリで爆発デザイン学校入るビル崩れる(2023年6月22日)

巨大な火の玉がパリで爆発デザイン学校入るビル崩れる(2023年6月22日)

「巨大な火の玉が」パリで爆発 デザイン学校入るビル 崩れる(2023年6月22日)

 パリ中心部にある服飾デザインの学校が入るビルで爆発が起きて一部が崩壊、少なくとも50人が負傷しました。目撃者は「巨大な火の玉が見えた」と話しています。

 フランスの首都パリ中心部で立ち上った黒い煙。すさまじい爆発音がとどろいたのは21日午後5時ごろでした。

 爆発直後の現場周辺の映像には、うっすら漂う煙。画面右奥に火の手が見えます。カメラが近付くと、爆発の衝撃で飛び散ったとみられる破片が散乱していました。

 この映像が撮られた場所を参考にグーグルのストリートビューで現場に近付いてみると、爆発が起きたのは服飾デザイン学校「パリ・アメリカン・アカデミー」が入る4階建てとみられる建物です。爆発前と後に撮られた写真を見比べると、建物の右端がほぼ崩れ去っていることが分かります。

 一夜明けた現場です。建物の手前にある車の残骸が爆発の威力やその後、起きた火災のすさまじさを物語っていました。この建物で一体、何が起きたのか…。

 現場近くにいた学生:「突然、大きな音が聞こえたので目を向けると、映画やテレビで見るような高さが20から30メートルの巨大な火の玉が見えました。音と爆発の規模に震え上がりました。今でも耳鳴りがしています。すぐに走って逃げました。皆、逃げました」

 爆発直前に強いガス臭がしたとの情報があり、爆発後にもそれを裏付けるような証言が出ています。

 現場近くにいた学生:「ガスの臭いが通りに広がっていました」

 爆発が起きた建物はパリ中心部にある「カルチエラタン」と呼ばれる地区にあります。この地区は学生の街として知られているほか、観光客も訪れる場所です。

 現場近くの飲食店:「爆弾か何かのようでした。車が突っ込んだのかと思いました」

 現場には消防車約70台と消防隊員270人が出動したほか、不測の事態を想定したのか、武装した兵士の姿も見られました。

 この爆発と火災で約50人が負傷し、うち6人が重体。まだ1人と連絡が取れていないため、一夜明けた現地では捜索が続いています。

 爆発の原因は分かっていませんが、テロによる爆発との情報は出ていません。

 現場があるパリ5区の副区長は「ガス爆発」が起きたとSNSに投稿。地元メディアも捜査関係者の話として、ガス爆発の可能性が高いと報じています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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