「防疫パス」の効力一部停止 韓国裁判所が仮処分

「防疫パス」の効力一部停止 韓国裁判所が仮処分

韓国でワクチンを接種したことなどを証明する「防疫パス」の提示が大型のスーパーなどで義務付けられていることについて、韓国の裁判所が効力を一部停止する決定を出しました。

　韓国では、飲食店や大型のスーパーマーケット、百貨店などの施設を利用する際に「防疫パス」の提示が義務付けられています。これに対し、医者や宗教団体など１０００人あまりが合同で、「ワクチンを打っていない人の社会活動が事実上不可能になる」などとして、効力停止を求める訴えを起こしていました。

　ソウル行政裁判所は１４日、ソウル市内にある大型のスーパーマーケットや百貨店については、「防疫パス」の提示義務を一時停止する決定を出しました。理由は、大型のスーパーや百貨店は「基本的な生活に必須の施設で、ワクチンを打っていない人の出入りを制限するのは、やりすぎだ」などとしています。

　政府は「今回の裁判所の判断は残念だ。来週月曜日に立場を表明する」としています。（14日20:20）

#韓国 #防疫パス #ワクチン

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